「史上最大の兄弟喧嘩!着ぐるみ怪獣プロレスの傑作!」フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
史上最大の兄弟喧嘩!着ぐるみ怪獣プロレスの傑作!
日本の怪獣映画は着ぐるみの歴史でした。
そして、着ぐるみ怪獣をよりリアルに見せるための特撮・ミニチュアの歴史でもあると思います。
この映画も実に素晴らしい精鋼なミニチュアの数々。その破壊シーンはまさに芸術の域に達しているんじゃないでしょうか。
その中で実に深いストーリーが進んでゆく。
人に育てられ、優しさに包まれたサンダ。
人間の味を覚え、食人鬼と化したガイラ。
同種として、傷ついたガイラを助けたサンダであったが、彼がヒトを食したことにより怒りを露にする。
戦いも単なる勧善懲悪ではなく、そこには悲しみが盛り込まれているような・・・。
子供の時は何気なく見ていて、ゴジラが出なくてつまらないとか思っていたけど、なかなかどうして、これは怪獣映画の傑作です。
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