「フランケン悲しき息子たち」フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
フランケン悲しき息子たち
前作ラストから引き継がれるヒストリー、心優しきフランケンシュタインの息子(細胞から分裂)が相討つ展開。
顔から性格も見えてくるが兎に角ガイラが狂暴、サンダはいかにもおおらかそうな顔をしている。
冒頭からガイラが漁師を捕って食う様は衝撃。
ガイラの非道ぶりは止まらず、空港から街まで人間踊り食い。ホントに質が悪い。
しかし、光に弱い設定も山に籠り出すと、無視されているかな(笑)
この兄弟は不死、千切れた細胞から増殖する恐れがあり、従来の怪獣たちよりはるか討伐しにくい。(原爆直撃でもフランケンシュタインは死なずに成長していた)
討伐方法も定まらない研究者と自衛隊だが、殺獣メーサー光線銃については最早芸術的な武器としか言いようがない。当時の特撮の技術と根性には驚く。
あの木が薙ぎ倒されるシーンはよく撮れたと思うわ。
フランケン研究者で前作に引き続き水野久美が出演、なのに役名が変わってる(笑)なんで?あけみにしなくても李子にしときゃいいんじゃないの?
とは思った。
ラストは唐突に海底火山が噴火…のみ込まれるサンダとガイラだけど、原爆で死ななかった細胞が火山の熱で消滅するだろうか?
不安を残す形になっている。
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