劇場公開日 1979年4月21日

復讐するは我にありのレビュー・感想・評価

全38件中、1~20件目を表示

3.5胸糞なのに、頭から離れない

2025年10月11日
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鑑賞方法:VOD

不思議な魅力の作品。
女優さんたちが素晴らしすぎる。

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ginger

2.0楽しめなかった

2025年7月6日
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鑑賞方法:VOD

 事件当時を生きた人々が見たら面白いのかもしれませんが、当時を知らない私が見ても楽しめないのだと思います。

 緒形拳さんの演技は素晴らしかったが、時間軸は行き来するし犯人が逮捕に至る経緯が事実に基づいていない(事前に史実を調べて期待していた)のでガッカリでした。

 また、社会の底辺の人たちの歪んだ性嗜好および性行動、具体的には犯人の父親と妻の関係、旅館の女主人の投げやりな性行動にも特段興味は持てませんでした。商業的な狙いで無駄に女優の濡れ場を作ったとしか感じられませんでした。

 唯一良かったのは1960年代の街頭風景および生活風俗に触れることができた点です。

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クネーゴ

4.0【神に見放された、倫理観の欠片も無き連続殺人鬼の男及び、彼の周囲の鬼達を描いた気持ち悪き事限りなきシーン満載の、昭和情念ドロドロ映画。神の怒りを示したラストシーンは衝撃的です。】

2025年5月19日
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悲しい

怖い

難しい

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NOBU

4.5タイトルが秀逸、キャスティングが神、以上で勝ち確。

2025年5月4日
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怖い

難しい

1979年公開、配給・松竹。

【監督】:今村昌平
【脚本】:馬場当、池端俊策
【原作】:佐木隆三〜『復讐するは我にあり』

主な配役
【榎津巌(えのきづ いわお)】:緒形拳
【榎津鎮雄】:三國連太郎
【榎津かよ】:ミヤコ蝶々
【榎津加津子】:倍賞美津子
【浅野ハル】:小川真由美
【浅野ひさ乃】:清川虹子
ほかに、殿山泰司、菅井きん、火野正平、根岸季衣、河原崎長一郎、フランキー堺など。
※佐木隆三本人、石堂淑郎も出演している!

1.実話を下敷きに佐木隆三が執筆

「西口彰事件」をベースにして、佐木隆三が長編小説として仕上げ、直木賞を受賞した。
映画化に際しては、複数の映画人が手をあげていたが、業界に不慣れな佐木隆三の曖昧な対応もあり、かなりのトラブルになっている。
結果として、一番最後に佐木隆三にアプローチした今村昌平が権利を獲得した。

2.大ヒットしたが寅さんには敵わない

興行収入6億円の大ヒットだが、松竹においては、盆と正月の『男はつらいよ』2作に続く3位だ。

寅さんの人気ぶりが改めて分かろうというものだ。

3.タイトルが素晴らしい

佐木隆三の原作タイトルが秀逸。
新約聖書(ローマの信徒への手紙・第12章第19節)から取ったという。

「我にあり」の我は、神を示すものらしいが、本作のタイトルとしては、多様な解釈が可能。

4.キャスティングが素晴らしい上に熱い演出。

実力派をズラリと揃え、しかも、
その俳優陣がまさに「体当たり」の演技を見せた。

これは、監督としての力量や信用が大きいのだろう。

ちなみに公開当時の年齢。

◆緒形拳 41歳
◆三國連太郎 56歳
◆ミヤコ蝶々 58歳
◆倍賞美津子 32歳
◆小川真由美 39歳
◆清川虹子 66歳
◆根岸季衣 25歳
◆北村和夫 52歳
◆火野正平 29歳

◆佐木隆三 42歳
◆今村昌平 52歳

5.まとめ

何度も観たが、最初は実話ベースと知らずに見ていた。
知らず知らずのうちに、緒形拳演じる榎津巌に肩入れしている自分に驚いたものだ。

困った立場にある者や、自分より弱い者を狙い、
ときに騙し、ときに暴力で金銭を奪う。

本質は「卑怯な極悪人」にすぎないが、

・父親や妻などとの人間関係、
・神の存在(たびたび歌われる「島歌」含めて)、

それらが「見えざる手」のように、
榎津巌を犯罪に走らせるのか?などと深読みを試みたりする。
しかし、何度観ても何も分からない。

榎津巌の遺骨を投げるシーン、
何度も空中で静止させる。
なにを暗示しているか、私には分からない。

結論、
昭和が生んだ極上のクライムムービー。
☆4.5

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Haihai

3.5人間は高尚な生き物ではない

2025年5月3日
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悲しい

怖い

難しい

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ミカ

3.5タクシー運転手さん一番ユルい訳ありの旅館に連れてって

2024年9月23日
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怖い

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カールⅢ世

2.5無造作に人を殺す恐ろしさ

2023年12月20日
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根岸季衣が桃井かおり似で綺麗だったのに驚いた。

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あっちゃんのパパ

5.0惜しくなか、俺の一生こげなもん・・・‼️

2023年10月25日
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悲しい

怖い

興奮

「にっぽん昆虫記」「赤い殺意」「神々の深き欲望」‼️どれも力作なんですけど、どうも今村昌平監督作品は肌に合わない‼️今村監督の脂っこいエネルギッシュな作風が苦手なのかも⁉️でもこの「復讐するは我にあり」だけは別格‼️初見は高校生の頃でしたか、とてつもないショックを受けて以降、何度となく見返してますが、衝撃度は何ら変わる事はありません‼️主人公は緒形拳さん扮する榎津巌、専売公社の集金係2人を殺害し、全国指名手配に‼️そんな中、裁判所で被告人の家族に接近し、保釈金を横領、そこで出会った老弁護士を殺害し、金品を奪う‼️大学教授を装い、とある旅館の女将とその母親と親しくなるも、これまた殺害‼️結局逮捕され、死刑に‼️とにかくこの榎津という男、明確な動機もなく殺害しまくり、なんてこともないシーンから不条理な人間性というか、人間の原罪がこの榎津という男を通して画面に展開し、観る者の心の臓を鷲掴みにしてくれます‼️ドスの効いた声で榎津に魂を吹き込む緒形拳さんの熱演、見事です‼️そしてこの作品は、そんな緒形拳さんと豪華共演陣の演技合戦を堪能する作品でもあります‼️旅館の女将ハルに扮する小川真由美さん‼️榎津に惚れ、榎津を匿い、榎津の子を身籠りながら、母ともども榎津に殺される悲しい女の性(さが)‼️榎津が「浜松で殺したのは3人!!」と述べるシーンは、榎津のハルへの想いを感じさせられました‼️そしてその母に扮する清川虹子さん‼️元殺人犯で収監された過去を持つ‼️老いた風貌の中に凄みを携えた演技‼️競馬場から榎津と帰るシーンのセリフ「殺すなよ、榎津!!」はビビります‼️静かな迫力‼️そして父親役三國連太郎さん、母親役ミヤコ蝶々さん、妻役倍賞美津子さん‼️敬虔なクリスチャンで立派な人物である三國さん、それ故の息子との相克‼️榎津の妻でありながら、三國さんに惹かれる倍賞さん‼️露天風呂での二人の絡みは必見‼️そして倍賞さんに主人を盗られたと憎悪の表情を募らせるミヤコ蝶々さん‼️皆さんホントにスゴいです‼️人間の業の深さ体現されてます‼️中でも緒形さんと三國さんの刑務所での対面シーン‼️がっぷり四つの千秋楽‼️緒形さんのギラギラした感情を冷静に捌く三國さん‼️一生忘れません‼️

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活動写真愛好家

4.5冷血

2023年10月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

敬虔なクリスチャンの家に殺人鬼が生まれる。こどもの頃から気が強く、反抗的だったらしいが、生育環境がほとんど描かれない。母親は甘やかしていたようだが、父親はどうだったのか。映画では性悪説をとっているのかな。人を殺す理由も基本は金目当てだろうが、あまり細かく描かれないし、もうほんとに淡々と殺すので恐ろしい。緒形拳が底の知れない感じで、終始冷たかった。女を抱いてても、まったく熱さがなかった。

賞賛したいのは、倍賞美津子、小川真由美の体当たり演技! 倍賞美津子の露天風呂シーン、小川真由美の目はすごい。小川真由美の母親役の清川虹子もすごい。社会の底辺で、抑圧されながら忍んで生きるやるせなさ。うーん、切ない。

タイトルは聖書の言葉からの引用。主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん[Wikipediaより]、悪人に報復を与えるのは神が行う、という意味らしい。巌は十字架のネックレスをしていた。逮捕され、死刑執行されるまでの間、彼は復讐されただろうか。

トルーマン・カポーティの「冷血」も読むか、観るかしたくなった。

BS松竹東急の放送を鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

0.5『復讐するは映画鑑賞者にあり』冥福を祈る

2023年8月28日
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マサシ

5.0お腹いっぱい

2023年7月29日
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悲しい

怖い

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ひよこまめぞう

4.0人間の悲しい性

2023年2月7日
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最近新宿ゴールデン街に飲みに行った。ゴールデン街というのはかつて青線地帯であり、非合法の売春が行われていたところだ。原作者の佐木隆三はここで飲み歩いた作家であり、ゴールデン街から直木賞作家が生まれたと騒がれた人だ。この映画で描かれている浜松の旅館はなにかこのゴールデン街を彷彿とさせる。
温泉旅館の親子は犯人を匿い、犯人の味方となった人たちである。そのような人たちでも犯人は容赦なく殺してしまう。人間とはここまで残忍になれるのか。狂気の連鎖が連続殺人犯を支配する、殺人という重い罪でも一度犯してしまうと歯止めが効かなくなるのだろうか。
今も昔も連続殺人事件は世間の格好の見世物となる。マスコミは騒ぎ立てる。なぜかいつも強い興味を持ってしまうのは怖いもの見たさだけではあるまい。自分に関係ないこととして高みの見物を決め込む人間の悲しい性である。

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ミカエル

2.5とっ散らかった印象でまとまりを欠いた感

2022年7月28日
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子供の頃テレビのロードショーで見ていたら最初の殺人後のエロシーンで親にテレビを消されて以来、数十年越しの通し初視聴。

こんな内容だったのか・・・・という感慨があることはあるが、犯罪サスペンスという題材的には緊迫感がないし、凶悪犯の犯罪心理という面でも全く物足りないとしか言いようがなく、とにかく冗長で辛い視聴タイムでした。
ただ、最後の殺し場面に関しては「やはり殺さないわけにはいかなかったか・・・・」という、やり場のない諦念めいた心境にはさせられたけれど。

音楽が全然合ってないのも痛かったな・・。

エンドクレジットで監督として今村昌平の他に4名ほど名前があったが、もしかしたらチームごとバラバラに撮影を進め、それを今村さんが総合監修したということなのかもしれない。
であれば何ともとっ散らかったまとまりのなさの要因の理由づけになりそうな気はする。的外れかもしれないが。

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resuwhisshu311

5.0緒形拳が九州、浜松、東京で5人を平気で殺し、 その後も詐欺を繰り返しながら 指名手配から逃げ回った男を演じる。 昭和38年にあった実際の事件がモデル。 おぞましい凶悪犯罪者の姿に戦慄を覚えた。

2022年7月28日
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鑑賞方法:VOD

怖い

動画配信で映画「復讐するは我にあり」を見た。

劇場公開日 1979年4月21日

1979年製作/140分/日本
原題:Vengeance is Mine
配給:松竹

緒形拳
小川真由美
倍賞美津子
フランキー堺
ミヤコ蝶々
清川虹子
三國連太郎
今村昌平監督

復讐するは我にあり
(Vengeance Is Mine )は佐木隆三の小説。

実際に遭った事件を題材にしている。

昭和38年。当時の日本の人々はたった一人の男に恐怖していた。榎津巌(えのきづ いわお)。キリスト教カトリック信者で「俺は千一屋だ。千に一つしか本当のことは言わない」と豪語する詐欺師にして、女性や老人を含む5人の人間を殺した連続殺人犯。延べ12万人に及ぶ警察の捜査網をかいくぐり、78日間もの間逃亡したが、昭和39年に熊本で逮捕され、43歳で処刑された。映画ではこの稀代の犯罪者の犯行の軌跡と人間像に迫る。

緒形拳が九州、浜松、東京で5人を平気で殺し、
その後も詐欺を繰り返しながら
指名手配から逃げ回った男を演じる。

昭和38年にあった実際の事件がモデル。
おぞましい凶悪犯罪者の姿に戦慄を覚える。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドンチャック

2.5絶望は罪。悪の凡庸さを落とし込んだ作品

2022年2月17日
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怖い

単純

興奮

内容は殺人鬼である主人公とそこに巻き込まれる人々の話。実話を元にして描いた小説が元ネタになっているので感情の無い行為に主人公の内面を映す様で面白い。原因は戦後の幼少期体験と環境により、母親の『こん家には悪魔が棲みよるとよ!』と幼少期の『負けたんぢゃ父さんは、』は一生通じて確執を残した唯一の味方の母親と唯一の敵の父親との確執が言葉が耳に残った。色んな意味で悪魔という表現が的確だけに復讐するは我(神)にありだった様に感じた。抑圧と我欲の為に自縄自縛で呪われてしまった様に思えた。最後のシーンで自分も別府のロープーウェイに乗り同じ場所に行った事もあるが風の強さと寒さは半端なく厳しい場所で、自分で作った子供は自分で始末を着ける父親。最後も一片の骨持ち帰る所にあわられていた様に思う。散骨の際に一時停止して父親が『ああっ??』と自然現象に不思議がる部分が、唯一子供(主人公)が神となり復讐した部分かもなと感じました。重いですが面白い作品です。

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コバヤシマル

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2022年1月31日
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猫柴

1.0どこにも魅力を感じない。

2021年11月15日
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どこにも魅力を感じない。

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くそさいと

3.5役者陣がすごい

2021年10月19日
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鑑賞方法:VOD

韓国のポン・ジュノ監督の好きな1本という理由で、ネトフリで観ました。
内容はノアールだけど、出ている役者陣、緒方拳、三国連太郎、ミヤコ蝶々、倍賞美津子、
小川真弓、清川虹子などなど、演技が凄すぎる。
特に倍賞さんと小川さんの色っぽさが傑出。

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hanataro2

3.5なんなん、巌

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

ジワジワと説明できない怖さが込み上げる。

緒方拳 演じた巌の目が顔が脳裏から離れん。

いや、彼だけじゃなくって、
三国連太郎の 鎮雄
ミヤコ蝶々の かよ
倍賞美津子の 和津子
小川真弓の ハル
清川虹子の ひさ乃
殺された弁護士、質屋や、ハルの旦那、その他、出てきた人ぜんぶが頭に残り過ぎて、怖い怖い怖い。

取り調べするフランキー堺の河井警部だって、飄々としてる様が、なんだか怖いもん。

これは、なんだ?!
淡々と実話だから怖いん?

なんなん、巌。
なんで、そんなにサラッと殺めるん。

説明のつかん残像感が、また観たいという欲求を刺激する。
ただ、こんな濃い映画は心と身体に力があるときしか観れん。

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hkr21
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