ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌
劇場公開日:1986年8月9日
解説
愛徳高校の二人のツッパリ・アイドル、ヒロシとトオルが、敵対する城東工業の番長たちと闘う、昨年公開された「ビー・バップ・ハイスクール」の第二弾。『ヤングマガジン』連載中のきうちかずひろ原作の同名漫画の映画化で、脚本は前作の那須真知子、監督も前作の那須博之、撮影は「蕾の眺め」の森勝がそれぞれ担当。主題歌は、中山美穂(「JINGI・愛してもらいます」)。
1986年製作/95分/日本
配給:東映
劇場公開日:1986年8月9日
ストーリー
愛徳高校のツッパリ、ヒロシとトオルは今日も城東工業高校の石川や原田たちを相手に喧嘩をしている。その時、女子高に転校したはずのあこがれの泉今日子が駅の改札口から出て来た。愛徳高校に戻ってきたという。喜んだ二人は、その勢いで城東勢をたたきのめした。翌日から、早速、今日子のリポート発表をうっとり見つめるうちとっ組み合いになったりと、ヒロシとトオルの今日子をめぐる争いが始まった。そして、白百合女学院13代総番のマンモスお妙が、二人の舎弟の均太郎に恋したり、5中の鬼姫こと翔子がトオルの愛人になるとつけ回してきたり、柔道大会で立花商業の菊永がッッパリの順子に一目惚れしたりと事件が起きる。その頃、城東工業の石川や原田たちの兄貴分テルこと藤本輝男は、同じ学校の番長、山田敏光に頭が上がらず、うっ憤を晴らそうとしていた。敏光の強さは、少年課の刑事、鬼島も舌を巻く程。中学時代からトオルに恨みを持つテルは、七人がかりでトオルのぼんたんをむしり取り、リンチを加えた。大勢に一人では手もだせず、滅茶苦茶にやられたトオルは落胆し、シャバ僧になったとヒロシからも見放される。だがヒロシも敏光にやられてしまった。落ち込み荒れ果てた二人は今日子にまで当り散らす。数日後、先輩、新田のもとに出かけ彼の言葉からやっと目からうろこが落ちるのだった。そんな彼らのところに今日子から電話がかかって来た。テルが謝りたいから会いたいというのだ。今日子を利用して、二人をおびきだそうとしたのである。テル、敏光たち城東勢が待ち受ける海辺のドライブインに殴り込むヒロシとトオル。二人の舎弟、均太郎、信雄たちもやって来て、ドライブインで大乱闘が始まる。やがて、トオルとテル、ヒロシと敏光の一対一の闘いになり、傷つきながらもトオルとヒロシが勝つのだった。