「大正時代を豪華キャストで描く」華の乱 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
大正時代を豪華キャストで描く
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映画「華の乱」(深作欣二監督)から。
吉永小百合さんの与謝野晶子役は、ちょっと無理がある。
大好きな女優の1人だからこそ、記しておきたい。
(樋口一葉役の方が、似合っていたかも・・)
12人も子どもを産んで、あんなにキレイなはずもないし、
タバコを吸う姿も、なぜか似合わない。
突然、北海道へ行ったかと思えば、乗馬もしている(汗)。
小説家、有島武郎さんとの交際も、
スター女優・松井須磨子さんとの関係なども、不自然。
鑑賞後、そう思いながら作品紹介を読んだら、
「大正時代、愛に芸術に命を燃やした男たち、女たちを
豪華キャストで描く」とあったので、ホッとした。
事実にもとづいたストーリーと勘違いしたから、
流れに違和感があったが、私なりに納得して、メモを整理した。
場面的には、松坂慶子さん演じる、松井須磨子の長い台詞に感激し、
松田優作さん演じる、有島武郎が「愛してます」と告白して
与謝野晶子のしゃっくりを止めるシーンに、もう笑うしかなかった。
「私は俳優じゃないから、演技なんてできませんよ」という台詞付き。
「華の乱」のタイトルどおり、激動の大正時代が浮かび上がった。
作品を通して、何を伝えたかったのかは、わからないまま終えた。
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