「設定だけが先行」バトル・ロワイアル La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
設定だけが先行
子供らの暴走を恐れた大人の社会が、全国の中学から任意の1クラスを選んで生徒たちに最後の一人になるまで互いを殺し合わせるというお話です。公開時には胡散臭さが先に立ち観る事がありませんでしたが、公開から25年を経ての記念上映に臨んでみました。
う~ん・・生徒同士が殺し合うという設定が当時は衝撃だったのでしょうが、物語自体は薄っぺらに映りました。時代性への視線も、生徒の内面への斬り込みも浅いのではないでしょうか。また、壮大なお話であるべきなのに、「邦画の予算ではこれが精一杯だったんだろうな」と感じられる映像が目立ちました。あの人も、またあの人も、今や実力者になった様々な俳優さんが高校生として出演する若かりし頃の姿を楽しむ作品でしょうか。
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