八甲田山のレビュー・感想・評価
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デジタルリマスター大正解!木村大作さん、ありがとうございました!
本物の八甲田山で撮影するとかありえないでしょう、、
にわかに信じがたいリアルな雪崩シーンなど
驚愕の映像の連続、、
この迫力はTV画面で見ても半減です。
4Kデジタルリマスターでの初公開ですので、
スクリーンでの鑑賞がオススメです。
夏のねぷた、ねぶた祭り、リンゴ農園、
高山植物が咲き誇る十和田湖周辺等、
青森の風景も素晴らしいです。^_^
木村さんは納得していなかったようですが、
若干の粗さやブレがある事で、逆に
リアルさが増している気がします。
高倉健さん、若い北大路欣也さん、加山雄三さん、
三國連太郎さん、若い大滝秀治さん、緒形拳さん、
加賀まりこさん、若い秋吉久美子さん等々、
スーパーキャストもすごいです。
秋吉さん、めっちゃ可愛いかったですね。
しかし、かなりの脚色はありますが、
遭難時の出来事はほぼ実話って
ほんま山の恐ろしさを感じました。
たった2kmの距離でも死に至る、まさに、白い地獄。
これが現実の世界、WILD WORLD ですね。。
何としても定期的に上映して頂きたい作品で、
デジタルリマスターの技術もさらに進化を感じます。
この作品を取り上げて下さった事に感謝致します。
次回はぜひ、「白い巨塔」もデジタルリマスターして
頂きたいです。
名作は本当にいつまでも引き継いでいかなければ
ならないと強く感じます。感謝。合掌。m(_ _)m
これはもはやホラーである。実話だって言うんだから怖さ倍増。バタバタ...
わりと雑
たぶん、すごく撮影は苦労したんだろうなあ、というのは画面からわかる。
わかるんだけど、不思議と『寒さ』を感じなかったんだよねぇ。
画面は猛吹雪でほとんど真っ白くらいの、加藤嘉扮する村の長言うところの『白い地獄』なんだけど、やっぱり俳優さんたちが、寒がってるのかどうなのか、表情がいまいち分かんないんだわ。
眉毛まつ毛が凍ってるのはわかるの。画面で。
でも辛そうじゃないんだよね。
バランスが悪いというのかな。猛吹雪猛吹雪猛吹雪!ばっかなの。
極寒の状況下で、人の体がどうなるか、例えばわかんないけど手が凍って動かせないだとか、吹雪で息ができなくて苦しむとか、震えが止まらないだとか細かいディテールが無いなあ、と思って。
そういうの、見たかったな。
それと、北大路欣也の隊が「道が分かりました!」ってなって、高倉健の隊に切り替わって、再び北大路欣也の隊にもどるとなんかまた猛吹雪の中歩いてるー。みたいな繰り返しがおおすぎ。
なんていうのかな、「とにかく過酷なんです!」っていうのをどんどん前に出しただけ、の印象。
天候が回復するかと思ったら「おい!また来るぞ!」「わー、またかよー!」みたいな描写が必要なんじゃないかな。
北大路欣也にも高倉健にも感情移入ができないつくりもソンだわ。
映画自体は、二人の男の心のつながり、みたいな内容になってたけど、どうなのかねぇ。
とにかく二人はやりたくなかったんでしょ?
それを上の命令でしかたなくやった。
途中までは、三國連太郎の強引さに戸惑う描写もあったけど、このへんの上官の理不尽さを作品の軸にして、もっと不満や反抗をテーマに描けば面白かったんじゃないかなー、と思うのでした。
雪中行軍
山岳映画の極地点。
自然の猛威と無能な上司
Blu-ray(HDリマスター)で鑑賞。
原作(八甲田山死の彷徨)は未読。
監督・森谷司郎、脚本・橋本忍、音楽・芥川也寸志、撮影・木村大作と云う最高のスタッフと、高倉健や北大路欣也などの豪華キャストを配し、過酷な八甲田山ロケを敢行した大作。
弘前と青森、ふたつの行軍部隊の動向を交互に描き、その対比が遭難した隊の悲劇を浮き彫りにする構成が巧みである。
木村大作による八甲田山のシーンの迫力に息を呑む。容赦無い猛吹雪。迫り来る雪崩。行けども行けども雪、雪、雪。…
自然のパワーに圧倒されるのみだ。一面の銀世界と言えば美しいが、それが内包する恐ろしい面に文字通り背筋が凍った。
弘前第三十一連隊(高倉健の部隊)は自然に敬意を抱きながら行軍の準備を進め、実行の際には常に案内人を立てた。
もしかすると脚色かもしれないのだが、案内人に対する礼儀を常に忘れず、敬礼で見送ったり汽車代をあげたりする。
徳島大尉は自分たちが雪山に関して無知であることをよく理解していたからこそ、八甲田山を踏破出来たのだと思う。
一方、青森第五連隊(北大路欣也の部隊)は、上官の浅慮のせいで自然を軽視した結果悲惨な末路を迎えてしまった。
指揮は神田大尉に一任すると言っていたにも関わらず口出しをする山田少佐に「お前は黙っとれ!」と言いたくなった。
上司が無能だと苦労するのは部下と云う典型だ(現場監督の仕事をしているので、本作を戒めとして職務に臨んでいる)。
ある者は狂い死にし、ある者は静かに力尽きて雪に没す。さながら白い地獄絵図だ。「天は我々を見放した!」と云う名ゼリフが沁みる。大自然の前では人などちっぽけな存在であり、傲慢に対すると手酷いしっぺ返しを食らうことを学んだ。
[追記(2019/08/26)]
この程発売された「4Kリマスターブルーレイ」で再鑑賞した。画質がHDリマスター版と比べて見違えるくらいに良くなっており、買い直して本当に良かったと思った。
場面場面での俳優たちの表情が明瞭になるなど、見えていなかったところが見えたことで本作の内包していたものがよりはっきりと浮かび上がり、理解が深められた気がする。
特典映像のドキュメンタリーを合わせて観たことで、本作のような名作を4Kで修復し後世に遺すことの意義を実感した。
[以降の鑑賞記録]
2019/08/26:Blu-ray(4Kリマスター)
※修正(2025/04/15)
悲しく辛くなった
北大路欣也さん、高倉健さんなど
錚々たる俳優陣が出演した大作。
作中では発狂する者、雪の中を泳ぐもの、
極限状態の人間の精神に及ぼす影響の恐ろしさを見ることができる。
涙なしには見られない作品。
現代には本作のような重みのある映画が無くなってきているのが残念。
若い人にもぜひ見てほしい作品です。
観直して正解でした
天は我々を見放した
史実を基にした新田次郎の小説を映像化した作品。軍首脳部が軽く考えた訓練を、無謀と知りながら実行するしかなかった2人の下士官の苦悩と悲劇のストーリー。当時のオールスターが出演している。北大路欣也の発する「天は我々を見放した。」は心に響く。観終わった後に劇中歌「雪の進軍」が耳に残ったのが記憶に残る。
どうせ生かして還さぬ積もり!!
普段から事件を調べるのが好きで、「エベレスト3D」(2015)も楽しめたので、長いですがあまり退屈せずに観る事が出来ました。真面目な作風で、CGもWikipediaもない時代に気合のみで作ったような貴重な映画です。このクオリティで尼港事件や通化事件も観てみたいです。誰が誰だか分かり辛いのと、行軍中は位置関係が不明なのが辛いです。ガルパンで「雪の進軍」が好きになったので、(中盤から歌っているどころではなくなるのですが)歌が流れてくると泣けました。弟を死なせてしまったと思い許してくれー!!と叫ぶシーンは、特に人間らしい感情が込められていると感じて印象的でした。私の父はアル中で数十年にわたり外に女を作りまくった結果、母が難病で亡くなりましたが反省の言葉一つなく血の通った人間とは思えません。無謀な作戦なので色々な事を考えながら観てしまいますが、実在の兵士たちもなぜこのような事になったのをか考えながらの行軍だったのではないでしょうか。 ブリーフィングをした中林大佐(大滝秀治)は凄惨な結果を聞いても他人事で、終始事務的な態度なのが恐ろしかったです。
周囲の環境が全て敵
高倉健が主演・・
衝撃
見てしまう。
その理由が分からない…。
長編作品で3時間程ある。
でも、見てしまう。
飽きもせず…雪の中の行軍を。
よく分からない。
なぜ見てしまうのか…見終わって、凄い映画だと、ただただそうは思った。
雪山で遭難した臨場感を出す為の工夫。
雪崩。
CGとかないよな…人為的に起こしたのかな?
まさか…でも、やりかねん。
webにて鑑賞。
便利な時代になったもんだ…。
「八甲田山」を観て・・
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