「70年代の大作邦画」八甲田山 いもりりさんの映画レビュー(感想・評価)
70年代の大作邦画
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雪中行軍の厳しさとか冬の八甲田山の荘厳さが伝わってくる。
高倉健と北大路欣也のやりとりも泣かせる。迫力のある良い映画。
でも残念に感じたことが2つ。
1つ目は絵面がわかりにくい。
仕方ない面はあるが、視界が悪い中で皆同じ姿では、誰が誰だか。
2つ目は、少佐の存在。
無能な上官の指示が遭難の原因、というのはくだらない。
自然と人知の勝負といった面白い要素も、
結局この上官の愚行で塗りつぶされてしまう。
スケールの大きい映画なだけに、なおさら惜しい。
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