爆裂都市 バースト・シティのレビュー・感想・評価
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ロックVSパンク
どっちもどっちという感覚しかないのだが、突き詰める人にはその線引きは否定できないであろう 拘りとはそういうものである
まさに劇画映画というのに相応しいハードバイオレンスな仕上がりである それは今の時代に観賞してみての印象という、身も蓋もない恥ずかしい感想なのだが・・・(泣
先ずは光の洪水、カメラの横ブレ、そして荒削りな日本ロックの暴力的演出に不快感以外の何ものでもない効果が延々と続く でも、その嫌悪感というのは逆に言えば"死んでる"自分が憧れる『証明』以外の何ものでないことを否応なく突きつける映像なのであろう だから嫌いなのだ 『味噌もく○も一緒』的クライマックスは現代社会では起こり得ないし、フィクションである映画でも同様だ 余りにも観客と乖離するそのストーリーテリングは、しかし"啓蒙"をしっかりと纏い、これでもかと観客の心をシェイクする 「これを観てそれでも死にたい奴は早く死ね!」と脅しているそのエネルギーに完膚無き儘に叩き潰される しつこく延々と繰り返されるクライマックス、その執念に打ち負かされる 私はこのエネルギーには同化できない、同化する価値がないと・・・
ピーキーすぎて…
ただでさえ異常な『狂い咲きサンダーロード』をさらに魔改造したような映画だった。『狂い咲き』ではところどころに綻びがあるとはいえ映画全体を貫いていた物語性が、恐ろしいことに本作においては完全に消散してしまっている。その空白を埋めるかのように激流のようなカメラワークとパンクロックのギターノイズとギャングの雄叫びがひっきりなしに視聴覚を刺激し続けるのだ。「これは暴動の映画ではなく、映画の暴動だ」というキャッチコピーに恥じない、徹頭徹尾カオスでアナーキーなパンク映画だった。
とはいえ独特のテンションにチューニングを合わせられないと、最初から最後まで置いてけぼりを喰らうハメになる。映画冒頭、ライブハウス「20000V」でひたすら踊り狂う若者たちの姿は、この映画に対する我々のあるべき臨み方をオリエントしてくれている。
これは寓意や示唆といった裏側ばかりを見つめたがるインテリ的な視聴態度に対して立てられた中指ということなのだろう。目の前のできごとをテメーの身体で感じんかい!まずはひたすら踊り狂え!という。思考に対する身体の先行は初期の石井聰亙作品に通底したマインドセットだといえる。
けれどここまでピーキーなテンションについていくのは実際問題そう簡単ではない。そもそも物語が存在しないという時点で我々は遠く突き放されているわけなのだから。私の場合「それでもついてったる!」という根気よりも受け手への無配慮な展開・演出に対する落胆のほうが大きくなってしまい、あまり没入することができなかった。
私はやっぱりおざなりながらも物語性があるという点において受け手の存在を考慮していた『狂い咲き』のほうが好きだ。石井監督が本作のような作風を捨てて『ユメノ銀河』『生きてるものはいないのか』といったコミュニケーション主体の作風に転じたのも、彼が本作のようなスタイルに限界を感じていたからなのではないかと思う。
凄い映画だわやっぱり(゚∀゚)
最初に観たのは小学生だったと思います(^_^)
「何やってるんだか分からんがとにかくすげえ!!!!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ」
と言うのが印象です。
今観るととにかく演技は雑だし脚本だって緻密に作り込んだものじゃない(;´∀`)
これは陣内の出世作と言うか映画デビューにして初主演作だけど、これを皮切りに陣内は色んなドラマや映画、舞台に引っ張りだこに(・∀・)
町田康に泉谷しげる、麿赤児、諏訪太郎、コント赤信号、室井滋、上田馬之介、さらにマッドスターリンなどなど・・・
所狭しととにかく暴れまくりキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
ラストのバンドとやーさんと警察が入り乱れての大暴動はもう邦画史上に残ると言っても過言じゃないくらいのカオスとバイオレンス∑(゚ω゚ノ)ノ
個性たっぷりの出演陣が入り乱れて、まさに映画の暴動(゚∀゚)
この絵面だけでまさに「爆裂都市」( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
ストーリーなんてあってないようなもんだし、ラストのマッドスターリンの豚の内臓ぶちまけたり血を吹き出したり・・・石井總互監督ワールド全開Σd(゚∀゚d)イカス!
この映画の影響を受けた映画相当あるけど、とにかく観ておくべき映画ですv( ̄Д ̄)v イエイ
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