暴走の季節

劇場公開日:

解説

“暴走”シリーズ第3作目で“暴走族”と呼ばれ世の中に反感を持つ少年たちとブルジョワの少年たちとの対立を描く。脚本・監督は「キンキンのルンペン大将」の石井輝男、撮影は「爆発!暴走遊戯」の出先哲也がそれぞれ担当。

1976年製作/86分/日本
配給:その他
劇場公開日:1976年7月1日

ストーリー

乗用車やトラックの間隙を縫って暴走する黒バイ。それを追う白バイ、パトカーだが、そのテクニックとスピードにまかれてしまう。運転しているのは、自動車修理工場に勤める水上一郎である。彼はべロ新、達也、サブら数人でツーリングを楽しんでいるのだ。その一郎が、金持の男女グループで女王として君臨している島津夢子に彼女のヨットの舵とりとして庸われた。一郎は何もしないで遊び呆けている夢子達に反発しているのだが、金のために引き受けたのだった。金持グループの中で夢子を以前から狙っていた南は、彼女が一郎を誘惑しているのを知り、心中おだやかではなかった。ある日、ベロ新と達也は、金持グループの真弓と正彦が車の中で抱き合っているのを見つけ、正彦を縛っておいて、その目前で真弓を輪姦した。数日後、この事を知った南たちは、ペロ新、達也に私刑を加え、二人を助けようとした一郎をも痛めつけた。後を負った一郎は、夢子の女中で以前から彼に好意を寄せているアキに手当てをしてもらうのだった。ある暑い夜、夢子、南たちは、暴走族グループを仲間に引き入れて海辺で乱交パーティを行なった。全裸で絡みあう男女、シンナー、酒……。だが、一郎はグループを離れて一人、ギターを弾いていたが、そこへ真弓が来て、大胆なポーズで誘惑する。思わず真弓に抱きつく一郎だったが、その二人の回りにはいつの間にかグループのメンバーが集って来て、二人の濡れ場を楽しそうに見ていた。数日後、一郎の金持グループに対する怒りは頂点に達していた。一郎は夢子、南とともに葉山沖の離れ島へ出かけ、そこで、南に決闘を申し込んだ。二人の死闘が展開され、やがて、二人とも刺しちがえて死んでしまった……。

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