博徒列伝
劇場公開日:1968年12月28日
解説
「横紙破りの前科者」の笠原和夫が脚本を執筆し、同作品でコンビを組んだ小沢茂弘がメガホンをとったアクションもの。撮影は「大奥絵巻」の鈴木重平。
1968年製作/98分/日本
配給:東映
劇場公開日:1968年12月28日
ストーリー
昭和の初期。大木戸一家の若松組組長若勇は、三年間の懲役に服するため、大木戸一家二代目の跡目を弟分の川田に譲り、服役後も川田の右腕とたって働いていた。一方、監獄一家の組長金光は、若勇の縄張を狙い、あくどいいやがらせを度重ねた。業を煮した若勇は、監獄一家に喧嘩状を叩きつけたが、関東きっての顔役、浅草の甲田が仲裁を買ってでた。若勇は、甲田の申入れを断ったものの、川田は甲田の甘言にのり、兄弟分の盃を交わすという条件で若勇のしきる芝浦埠頭の実権を金光に譲ってしまった。それからの工事現場は、若勇の案じた通りだった。人足たちの不平不満はつのり、渡世人あがりの人足小桜は、単身金光にたち向った。小桜が、兄貴分の治療費を捻出するため、女房を売り、その身受金を稼ぐため、人足をしていると知った若勇は、賭場で稼ぎ小桜を助けるのだった。これには、三次や芸者勝弥の隠れた協力があった。その勝弥が、富士家一家の子分に因縁をつけられた。同道していた若勇は、勝弥を助けたものの、相手を傷つけ留置されてしまった。やがて、富士上親分と和解した若勇を金光たちが隅討した。子分を殺された若勇は、弔合戦を川田に相談したが、甲田との摩擦をきらう川田は聞き入れず、逆に若勇を破門する始末だった。新年。親分衆の初寄合で、甲田と川田は兄弟分の盃を交わした。だが、当初より大木戸一家の縄張を狙う甲田は、金光に命じ川田を闇討し、さらに若勇の命をも狙った。その危難を小桜に救われた若勇は、川田の許へ駆けつけた。川田は、苦しい息の下から若勇に自分の非をわび世を去っていった。富士上の助勢を得た若勇が、甲田、金光に怨念を晴したのは、それから間もなくのことだった。
スタッフ・キャスト
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若松勇次部鶴田浩二
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川田修大木実
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川田のぶ子北林早苗
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勝弥富司純子
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足立三次若山富三郎
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富士上健吉高倉健
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小桜孝平北島三郎
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おくみ橘ますみ
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金光常吉天津敏
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金光次郎名和宏
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念仏兼北村英三
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出刃寅八名信夫
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お化けの市汐路章
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キズ平江幡高志
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キスグレの銀次国一太郎
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甲田辰五郎河津清三郎
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染井遠山金次郎
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上州輝待田京介
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万力徳丘路千
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伊太八玉川良一
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秀男有川正治
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登唐沢民賢
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浅井信蔵志摩靖彦
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浅井香代大浦和子
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秋山野口泉
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安川中村錦司
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ガン鉄鈴木金哉
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権三人見きよし
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政吉菅原文太
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コブ七高並功
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清蔵平参平
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お民東龍子
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お関山田桂子
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明石屋京平山岡徹也
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石倉利三郎村居京之輔
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美濃部新吉浪花五郎
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人夫平沢彰
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警察署長小田部通麿
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信吉大木晤郎