薄桜記のレビュー・感想・評価
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義
2020年10月31日
映画 #薄桜記 (1959年)鑑賞
忠臣蔵のスビンオフ的な作品
高田馬場の決闘から吉良邸討ち入りまでにつながる話を #堀部安兵衛 = #勝新太郎 と片腕となる剣士を主人公にしたお話
片腕の剣士、#市川雷蔵 とその妻の夫婦愛が美しくてよかった
美しい時代絵巻
50年代の大映カラー時代劇は実に配色が美しい。地獄門しかり、本作品もまさに素晴らしい出来映えです。今回4Kデジタルリマスター版を映画館で観る機会を得、早速鑑賞、久しぶりの大スクリーンでの時代劇、存分に堪能できました。ストーリーもまた無頼物ではなく武士道物で美しく感銘を受けました。誠に良いものを観させてもらいました。
お正月前後に最高の時代劇を観たいなら、本作をお勧めします!
これは面白い!傑作時代劇です!
内容は、(忠臣蔵+丹下左膳)×夫婦愛
脚本が元祖丹下左膳の伊藤大輔で原作を上手く切るところは切る、間引くところは間引く、伸ばすところは存分に伸ばして見事な出来映えです
この脚本によって、ヒロインの薄幸と早咲きの糸桜により焦点が当たっており、題名が一段と内容にマッチして味のあるものになっています
市川雷蔵の燻し銀の演技にしびれます
クライマックスの三段剣法のシーンはのめり込みます
ヒロインの真城千都世はもっと美女を配役すれば良いのにと序盤思っていたのが、ラストシーンではもう泣かされて、この配役が見事であったことを思い知らされました
勝新太郎はまだ若手二枚目の扱いです
お正月前後に最高の時代劇を観たいなら、本作をお勧めします!
千春が吉良上野介の孫に当たるという面白さ。もちろん赤穂浪士の絡みで...
千春が吉良上野介の孫に当たるという面白さ。もちろん赤穂浪士の絡みで安兵衛(勝)が茶会の日時を正確に知るため千春を頼ったという点も・・・
丹下(市川)は八州回りの旗本でもあったが、結婚後江戸へと戻る途中、千春は族に連れ去られ5人の男にレイプされた。やがてそれは丹下が破門となった道場の、これまた仕返しにと破門となったチンピラどもであった。生類憐みの令があった時代、醜聞を消し去るために狐のせいにして殺してしまったり、安兵衛が千春と不義をはたらいていたなどという噂を友情のおかげで嘘だと見破ったりと、見どころは満載。そして、なんといっても、千春の汚れた体に自分を許せなかった丹下が、長尾家に離縁を申し入れにいったが兄に片腕を切られるところがショッキング!まぁ、丹下左膳を意識したストーリーもまた面白いのだが、忠臣蔵ファンとしては、どうも安兵衛の描き方が少ないのが気になるところ。
さほど良くもなし、かと言って悪くもなし。
ストーリーは退屈するほど悪くなかったです。が、どっこも感動するとこはなかったです。ストーリー的には主人公が誰なのかはっきりしないとことがいけなかったようです。かと言って群像劇でもないし。
映像的にも平凡でした。
ただ、俳優の魅力はよく出ています。まぁ話のタネにはなりますか。
アイディアの面白い時代劇だけど、愛の本質は不変。
堀部安兵衛の高田馬場の決闘や吉良邸討ち入りを背景に、丹下典膳夫婦間に起こった事件の顛末を悲劇的に描いた力作。五味康祐原作、森一生監督、伊藤大輔脚本になる本格的時代劇。主役陣も味があって良かった。夫婦愛に涙。当時の「生類憐れみの令」の理不尽さが伝わった。原作の忠臣蔵と丹下左膳を結びつけたアイディアに拍手です。
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