のぞみ・ウィッチィズ
劇場公開日:1990年3月17日
解説
ある学園を舞台に、天真爛漫でスポーツ万能の美少女江川望と、ドジで素直さだけが取り柄の少年司葉遼太郎が繰り広げる爽やかな青春模様を描く。野部利雄原作の同名漫画の映画化で、脚本・監督は「クレージーボーイズ」の関本郁夫、撮影は野口幸三郎がそれぞれ担当。
1990年製作/100分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1990年3月17日
ストーリー
陽西学園の新学期当日江川望と司葉遼太郎は、共に転校生として紹介される。望はニュージーランド帰りで、英語ペラペラ、成績優秀、しかもスポーツ万能。成績最低の遼太郎の目には、カンペキ少女の望がまるで魔女(ウィッチ)のように見えた。ある日、望は同級生の山崎瞳をカツ上げしているスケバン達を小さい時から習っていた華麗なボクシングテクニックで撃退した。しかし、そんな望には悲しい過去があった。彼女の兄・健は、ボクシングでソウル五輪の日本代表選手に選ばれる程だったが、飛行機事故で亡くなっていた。そして、彼女は遼太郎の怒った時の目が、兄のそれとそっくりであることに気付き、心の中である決意が固まる。望は手初めに、遼太郎をだまして舞台研に入れさせ、女だらけのクラブの唯一の男子部員として、遼太郎は大いにしごかれるのだった。そんな時、遼太郎は舞台研部長・北川から突然ボクシング部への出向を命じられる。これも、実は望が書いたシナリオどおりだった。ボクシング部には、無敗を誇るチャンピオンである主将の南条章吾がいる。出向いて早々のスパーリングで、いきなり南条のパンチの洗礼を受ける遼太郎だったが望は、遼太郎の速いスピードで動くものがちゃんと見える眼=動態視力が、人一倍優れていることを発見する。そして、その翌朝から望と遼太郎の二人だけのトレーニングが始まった。見る見るうちにボクサーとして成長してゆく遼太郎。こうして、遂に南条との対決となり、死闘の末、遼太郎は南条を倒したのだった。