東京島

劇場公開日:2010年8月28日

解説・あらすじ

谷崎潤一郎賞を受賞した桐野夏生のベストセラー小説を、木村多江主演で映画化。共演に窪塚洋介、福士誠二、鶴見辰吾ら。メガホンをとるのは「犬と歩けば チロリとタムラ」の篠崎誠監督。清子と隆の夫婦は旅の途中で嵐に遭い、太平洋に浮かぶ無人島に漂着する。隆が衰弱していくなか、さらに島に16人の若い男たちと、密航に失敗した6人の中国人の男が漂流してくる。やがて男23人と清子の奇妙な共同生活が始まるが、隆がナゾの死を遂げたことで、島での人間関係が崩れ始める。

2010年製作/129分/G/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2010年8月28日

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(C)2010「東京島」フィルムパートナーズ

映画レビュー

2.0 崩壊する予定調和と「横道」の生存戦略――『東京島』が暴く社会の縮小実験

2026年10月3日
iPhoneアプリから投稿

斬新

ドキドキ

映画『東京島』を視聴した。
本作は無人島に漂着した23人の男と1人の女の狂騒を描くが、その本質は人間社会のルールやモラルがいかに脆いかを暴き出す、極めて冷徹な「縮小的実験」であり「女性の生存的生き方の選択の実験」である。

最大の見どころは、人生は決して予定調和ではないという不条理な現実の肯定だ。
主人公の清子は聖女でも悲劇のヒロインでもなく、生き残るために泥をすすりながら男を乗り換え、幾度となく「横道」へと逸れて進んでいく。
しかし、しぶとくサバイブした軌跡を振り返ったとき、その横道こそが他ならぬ自分だけの「本道」へと昇華されている。この人間のしぶとい業の描き方が実に見事だ。

また、歪んだ環境の果てに生まれた双子の子供たちが、いずれも不思議なほど幸せそうに映る結末が深い救いとなっている。
彼らは大人のドス黒いエゴや過去の因果から完全に切り離され、自らの生をただ真っ直ぐに肯定して生きているからだ。

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レフトアローン

2.0 過激な素材の割に、どこか「安全圏」にとどまるもどかしさ

2026年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

桐野夏生の同名小説を、篠崎誠監督、相沢友子脚本で映画化。無人島に漂着した清子と夫のもとへ次々と若い男たちが流れ着き、やがて夫の死を経て、清子は島で唯一の女性となる。主演に木村多江、共演に窪塚洋介、福士誠治、柄本佑、染谷将太ら個性豊かな実力派が顔を揃える。

隔絶された無人島で社会規範が失われたとき、男女の力関係や集団の秩序はどう再編されるのか。「男多数×女ひとり」という極限状況の設定自体は非常にスリリングで、人間の生々しいエゴを描く格好の題材がある。ところが本作は、その設定がはらむ危うさを最後まで活かし切れないまま進んでしまう。

最大の要因は、演出の軽さだと思う。篠崎監督のアプローチはシリアスに振り切らず、場面によってはコメディに近いトーンに傾く。美しく捉えられた南国の海や空も、サバイバルの過酷さや切迫感を薄めてしまい、どこかのんびりとした空気すら生んでいる。

人間関係の力学が大きく動いても、感情の揺らぎが積み重なる前に次の出来事へと移るため、サスペンスとしての緊張感が持続しない。

一方役者陣の健闘は見どころになっている。木村多江は従来の薄幸なイメージを覆し、したたかな生命力を放つ女性像に挑戦しているし、窪塚洋介が纏う独特の浮遊感と危うさも作品の空気に合っている。だからこそ、清子をはじめ登場人物たちの内面や行動原理が深く掘り下げられないまま終わってしまったのが残念でならない。

性、暴力、支配といった刺激的な要素を扱いながら、映画全体は思ったほど深いところまで踏み込まない。魅力的な素材と確かなキャストが揃っていただけに、「もっと人間臭く、毒のある映画になれたのではないか」という物足りなさが残る。

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miyafeel

3.0 ケンタッキー!

2026年9月29日
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鑑賞方法:VOD
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こでまり

2.0 うーーん、長いなあ

2026年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
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Bluetom2020