アメリカン・ビューティーのレビュー・感想・評価
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一口には言い切れない
私の乏しい表現力では表しきれない作品です
ただただ見応えがありました。
これを観れば現代アメリカが分かる、というのは事実でした。
しかし、皮肉に、そして的確に風刺しているからか、目を背けたくなる場面もいくつかありました。
なんでだろう、アメリカ人でもないのに。
アメリカってこんななの?
今更DVDで観ましたが怖いですね。
若くて魅力的なティーンエイジャーが意外に処女だったり
対抗して娘は隣のキチガイとできちゃったり
キャリアウーマンの妻は浮気してたり
軍人がゲイで、最後に殺してくるとか
こんなことが一度に同じ家に起こるわけないんだけど
違和感なく作られているので観るてるのは楽しかった。
若いころのミーナ・スバーリは可愛かった・・・。
あーつまんないレビュー・・・。
いい映画にいい脚本あり
脚本が素晴らしく良い。
多くの映画で台詞は、映像を引き立てるため、物語を前に進めるための脇役でしかない。
しかし、「アメリカン・ビューティー」は違った。
その台詞ひとつひとつがまるで主役のように振る舞う。
無駄が無く、洗礼され、情感に溢れている。
マンネリ化した核家族…、妻と夫はすれ違う、親と子はすれ違う。
そんな家庭が隣人同士となればこれはもはや偶然ではなく、現代アメリカの中流家庭の"現実"である。
ありふれた人生に飽き飽きし自由を望む中年男、理想の家庭という外観や見栄にこだわる女、自分に関心をもってほしい典型的なティーン、"自分"を持っている青年、家族を支配したがる父親、夫の支配によって脱け殻のようになった妻。 多くの生き方、価値観の交錯によって現代アメリカの暗部が浮き彫りにされる。
その映し出し方は"えぐりだされる"と言うほうが適切なほど生々しく、巧みである。
また、そのアメリカ中流家庭の縮図に生きる誰もが不満を持ち、今を変えたがっている。
しかし、勇気を持って一歩を踏み出しても、全て上手くは行かないと作品は語る。
そして、彼らがいつも白い目で見てきたゲイのカップルたちこそが一番"自分"を解放して自由に生きる人々であり、幸せに生きる人々であるとも語る。
皮肉にもそれが"アメリカ"だ。
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