日本暗殺秘録のレビュー・感想・評価

役者人は豪華でやりたい内容も分かる。
だけど、1つの映画の中で複数のエピソードが語られているのですが、それぞれは特に繋がってはいなく、オムニバスという感じではない。
どれも「暗殺」というテーマに沿っているようで逆にそれがノイズになっています。
どうせなら一つのエピソードに絞って一本の映画でやった方が良かった。
それか各エピソードを「暗殺」というテーマをもっと色濃く出し繋がって見えるようにした方が良かった。

桜田門外ノ変から226事件まで日本の暗殺史を描いてます。

感想としては疲れた。まあ勉強もしていない私が悪いのですが、

でも、出演者は豪華です。

桜田門外の変から始まる近代日本の暗殺史を投影のオールスターで描く。
中心となるのは血盟団事件と二．二六事件テログループは何故、暗殺に走ったのかを解き明かそうとしているが・・・。

千葉真一演じる、戦後も生きながらえた暗殺実行犯、小沼正。
その時代背景や、小沼が井上元蔵相暗殺に至るまでのドラマを展開してくれる。
…のですが、メインに至るまでの前フリが長過ぎ。
また、時代の波に乗ったブルジョアと、搾取されるプロレタリアート、そこから新しい世に向けての破壊、といった流れが冗長に感じられる。

そして、千葉真一さん好きなんですけど、役とのミスマッチ感が否めませんでした。