劇場公開日 1965年10月1日

「海の男も似合うぜ!」泣かせるぜ syu32さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0海の男も似合うぜ!

2018年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

単純

興奮

 サンテレビの「シネマスペシャル」での放送を鑑賞。

 放送していることを知らなかったので中盤を過ぎた頃から観始めましたが、筋が単純明快なためにストーリーがすぐに理解できました(笑)
 少々荒くれ者な船乗りの響伸作(石原裕次郎)が、仲間たちと共に自身が所属する船会社が企む保険金詐欺に立ち向かうという物語でした。

 嵐の海の中を進む貨物船が爆発する特撮シーンがありました。そのクォリティーは…書かないことにします(笑)
 爆弾が仕掛けられた船内からの脱出にハラハラしました…。最後まで諦めず、仲間を助けるために船内を奔走した響がひたすらカッコいい! 惚れ惚れしました。

 クライマックスは響と仲間たちVS船会社との大乱闘!
 船会社の社長の用心棒が拳銃を持っているところが、何でもありな日活アクションらしいなと思いました(笑) 倉庫にトラックで突入する響が勇ましいことこの上無い!

 それにしても、やはり石原裕次郎は“永遠のスター”ですねぇ…。
 何をしても絵になる。船乗りの扮装も決まってました。もう二度とこんな俳優さんは出て来ないでしょうねぇ…。
 渡哲也も出演していますが、まだセリフ回しが拙いように思いました。何せ、若い。でも端々に後の「西部警察」の大門団長の片鱗が感じられました。
 響と相思相愛のバーのママを演じている浅丘ルリ子がお美しい限り。着物が良くお似合いでした。こりゃ寅さんも惚れてまうわなぁ…(笑)

しゅうへい