どこまでもいこう
劇場公開日:1999年10月23日
解説
子供時代から脱皮していく少年たちの姿を描いたドラマ。監督・脚本は「月光の囁き」の塩田明彦。撮影を「dead BEAT」の鈴木一博が担当している。主演は、映画初出演の鈴木雄作と『すずらん』の水野真吾。99年度ロカルノ国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、イラン児童・青少年映画祭コンペティション部門参加作品。
1999年製作/75分/日本
配給:ユーロスペース=映画美学校
劇場公開日:1999年10月23日
ストーリー
郊外のマンモス団地に住む小学校5年生のアキラと光一は悪ガキコンビ。新学期、彼らは違うクラスにされてしまうが、ふたりの友情にとってそんなことは些細な問題と思っていた。ところが、ふたりの関係は次第に疎遠になっていく。アキラは戦車のプラモ作りに飛び抜けた才能を持つクラスでも目立たない母子家庭の野村と仲良くなり、光一は素行の悪い転校生の鮫島とつるむようになっていったのだ。ある日曜日、アキラは野村の誕生会に呼ばれていながら、久しぶりの光一との遊びを優先させる。野村に後ろめたさを感じた彼は、後日、紙飛行機にロケット花火をつけて飛ばすとっておきの遊びを教えてやるが、その翌日、野村はノイローゼ気味の母親と一緒に死んでしまう。新しい友人の死を知って、人生の厳しさに直面するアキラ。だが、その辛さを分かち合ってくれる筈の光一は、鮫島と学校の鶏を焼いて食べるという猟奇的とも言える事件を起こしていて、側にいてくれなかった。それはアキラにとって、親友・光一の裏切りだった。そして、そのことが原因で一度は仲違いするアキラと光一。その後、ふたりはお互いを許し合うも、心の中では今までと同じではいられないことにも気づいていた。それから数日後、絵の展覧会で野村の絵が展示された。アキラと野村らしき少年がふたり、池の周りを走っているその絵のタイトルは----「どこまでもいこう」。その頃、丘にいたアキラは、秘かに想いを寄せていたクラスメイトの珠代にビスケットを貰っていた。嬉しい気分に、アキラは思わず飛び上がる。
スタッフ・キャスト
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花田アキラ鈴木雄作
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氷川光一水野真吾
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野村俊鈴木優也
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本村珠代芳賀優里亜
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安部千里能登絵梨菜
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藤咲梨花小貫華子
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木野下治安藤奏
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池田兄魚路達也
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池田弟魚路和也
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小宮小野正詩
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鮫島孝史清水京太郎
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野村の母親中村久美
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メートルパンチ木下ほうか
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アキラの母親堀ひろこ
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アキラの父親松本きょうじ
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光一の母親若菜江里
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光一の妹石井和香
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田辺津田寛治