「記憶と場面が巡る時代的物語」ドグラ・マグラ(1988) てつさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶と場面が巡る時代的物語
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記憶喪失となったり、担当医師が変わって、死んだはずの医師が生き返ったり、唐の楊貴妃の妹についての猟奇事件が絡んだりして、主人公のことを兄だと呼んでいた女性が平坦な胸を開けて横たわっていたり、その女性や主人公の母親が精神科病院の治療場で主人公から鍬で頭を叩き割られたり、場面の入れ替わりが続き、どれが本当かわからないところは、『メメント』のようでもある。主人公を演じた松田洋治氏の狂気の演技も迫力があった。
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