「「ドグラ・マグラ」の世界の中の「ドグラ・マグラ」。」ドグラ・マグラ(1988) ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
「ドグラ・マグラ」の世界の中の「ドグラ・マグラ」。
「ボーン、ボーン」時計の音の始まりとともに、この奇妙な世界の幕が開ける…。
精神病棟に入院させられていた青年が目を覚ますと、そこには若林教授がおりました。
教授曰く記憶喪失になっている僕は、過去の記憶を取り戻すために、残虐な人形劇の物語映像を観させられます。
「君は、この神話に登場する犯人の子孫である」と言われた彼は、どんどん自分自身の存在に追い込まれてしまいます。
何処までが現実で何処までが妄想なのか。
検討もつかない無限ループにハマった青年の精神は、戻りかけたと思った瞬間、ボーンと爆発して崩壊してしまうのでした。
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