劇場公開日 1988年10月15日

「「ドグラ・マグラ」の世界の中の「ドグラ・マグラ」。」ドグラ・マグラ(1988) ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「ドグラ・マグラ」の世界の中の「ドグラ・マグラ」。

2017年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「ボーン、ボーン」時計の音の始まりとともに、この奇妙な世界の幕が開ける…。

精神病棟に入院させられていた青年が目を覚ますと、そこには若林教授がおりました。

教授曰く記憶喪失になっている僕は、過去の記憶を取り戻すために、残虐な人形劇の物語映像を観させられます。

「君は、この神話に登場する犯人の子孫である」と言われた彼は、どんどん自分自身の存在に追い込まれてしまいます。

何処までが現実で何処までが妄想なのか。

検討もつかない無限ループにハマった青年の精神は、戻りかけたと思った瞬間、ボーンと爆発して崩壊してしまうのでした。

ガーコ