劇場公開日 2024年9月27日

東京流れ者のレビュー・感想・評価

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4.5アクションエンタメと清順らしさ

2024年10月5日
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鈴木清順監督の1966年公開された作品のデジタル復元版 ビデオレンタルでは観ていたけどアナログだとボケて見えない部分があったりしたので復元版を劇場で観れてよかった。 日活らしいアクションエンタメと清順らしいケレン味あるセット然とした画面がカッコいい。 いがい主題歌を何回も劇中で歌う渡哲也はかっこよすぎてちょっと演歌の花道のようで笑った 鈴木清順の作品が劇場で観れるのはうれしい。

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サート

4.0ヤクザもんでも色彩豊かな鈴木清順ワールド全開🍀

2024年10月2日
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鑑賞方法:映画館

先日初めて観て大好きになったアート系ヤクザ映画の4Kデジリマと聞けば行くしかない!!! ありがとうBunkamuraさん!!! 冒頭のモノクロシーンでは登場人物たちのお顔が識別できないほどに全員顔が真っ黒だったため、「ん?リマスター化に失敗したの??」と不安になるところから始まったけど、カラーになってからは問題ナシ✨ やっぱり好きだーこの映画💜 『死んだのか?』 『死んだよ』 撃たれたのに横たわったまんまの“東京流れ者(口笛バージョン)”は笑わせるためにやってるとしか思えません!!😂😂😂

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らまんば

4.0矛盾も違和感も吹っ飛ばす映画的快感

2023年8月11日
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ディミアン・チャゼルが『ラ・ラ・ランド』にて密かなオマージュを捧げていたことでも有名な鈴木清順のヤクザ映画。いくら巷間で楽曲のタイアップ映画が流行っていたとはいえ鈴木清順にメガホンを取らせる冒険ぶりには当惑せざるを得ない(大島渚の『帰ってきたヨッパライ』もなかなかのものだったが…)。

60年代後半から70年代初頭にかけての「任侠」から「実録」へとヤクザ映画の重心が移行しつつあった頃にありがちな、人情とリアリズムを往還するような物語には既視感しかないが、色彩やオブジェクトの配置、セリフの行間といった技巧の点に関しては唯一無二のヤクザ映画と評せる。饒舌な長回しからスピード感のあるマッチカットまでなんでもこなす器用さにも毎度ながら恐れ入る。

終盤、軟禁された歌手の千春を助けに来た青年がヤクザに銃を当てられ、ピアノの上に座らされたかと思いきや次のカットでは青年が盤に指を置きメロディを奏で始める一連のシークエンスには仰天した。物語や行為としての矛盾や違和感を、それを上回る映画的快感で上塗りしてしまう映像の力強さ。 それと、東北の真っ白な雪原を駆けずり回る水色ジャケットの渡哲也。単に色彩がバチバチしているだけの映画であれば昨今でもままみられるが、本作ではそれらが周囲の空白や人物との間に必然性のある緊張関係を取り結んでいる。色彩の不在がそのまま画面の死となるのではないかと思わせるギリギリの画。それでいて及び腰な感じは全くしないので、こちらとしてもいけ好かない60年代のブルジョア大学生的スノビズムを警戒せずに陶酔できるというもの。 そう、鈴木清順って意外と気楽に見られるのがいいんすよね。割と身体的な部分で映画を撮ってて、なおかつそれが高水準で成功している。矛盾した言い方にはなるが、「衒いのない衒い」を実現できている。そんなのはやろうと思ってもできることじゃないからすごい。

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因果

4.0闘いの構図にカラーを生かす鈴木清順

2021年11月27日
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鑑賞方法:VOD

テツこと渡哲也の水色のスーツが実にさまになっていた。一方テツの先輩二谷英明は緑色ジャンバーを羽織る。敵方親分の赤いジャケット、舞台となるクラブ壁の黄色、室内壁の紫や薄緑などとともに、色に拘る清順監督らしい鮮やかさが印象的。最後は、真っ白なスーツできめた渡哲也が、真っ黒な衣装の自分を裏切った親分や敵に対峙する。

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Kazu Ann

4.0水色のスーツ

2021年4月23日
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楽しい

興奮

時代としては当然ながら斬新なレトロ感、木村威夫の美的センスが炸裂する清順美学としてのハードボイルドなピカレスク・ロマンたる所以の初期衝動。 石原軍団前の渡哲也が若いながらの渋味が全開で格好良過ぎる、単純明快にはならない単純な物語が潔く映像のLookが狙っていないオシャレ感で雰囲気が最高。 どんなに世が過ぎようと古臭さは微塵も感じない、娯楽の中にある芸術と意表を突いた演出描写、どの角度からでも楽しませる鈴木清順の手腕に脱帽する。

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万年 東一

3.5清順

2020年9月11日
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鑑賞方法:VOD

うわーカッケーなーこの構図ていうアート映画然とした絵に圧倒される。話は平凡をだがそこがいい。 渡哲也は無邪気に見える。

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filmpelonpa

3.0ギャング映画のふりをした芸術映画だ

2020年3月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

1965年の大ヒット歌謡曲 本作はそれの今でいうこところのプロモーションミュージックビデオというものだろうか 筋書きや物語は、真面目に観ていても仕方ない あくまでも歌詞が醸し出すイメージの世界だ スタイリッシュなセットは、テレビの歌番組のスタジオセットという趣だ 色彩、衣装もそれに合わせたもので、その清順美学の芸術性に心酔できるなら、価値も意義も有るだろう それでなければ辛い時間を過ごす事になる ギャング映画のふりをした芸術映画だ

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あき240

3.5清順スタイル

2020年2月23日
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鑑賞方法:VOD

鈴木清順監督。1966年。 奇妙な色彩と空間感覚が突出しておる。ロケ風景と同じ頻度で出てくる作りこまれたセット撮影。その上まともとは思えぬ編集と音響。清順センスとでもいうものが溢れまくり。なんだかわからんが凄い、の連続。 だが話はいきあたりばったり感。監督には物語はどうでもいいのかもしれない。 渡哲也は真っ直ぐ過ぎる男役がハマる。二谷英明がちょいいい役。 美学が集結したラストは見事でした。

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散歩男

3.0モノクロから始まる。が、一転、緑タイトル、そこからは目が痛い程の原...

2018年12月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

モノクロから始まる。が、一転、緑タイトル、そこからは目が痛い程の原色ラッシュ。建物、構図もお洒落。この映像美、ハマる人はハマるんでしょうね。美術センスのかけらもない私にはあら?まあ!そう(笑) ストーリーはほぼ漫画。不死鳥の哲、蝮の辰、助っ人は特捜最前線だ(笑)そして始まるドタバタ大乱闘。やっぱりコミックだ。そして決め台詞「女とは歩けねえ」。かーキザ!しかし渡哲也なのでなんともカッコイイ。ああ、昭和ノスタルジー(笑) しつこく流れる「東京流れ者」、覚えちまったぜ(笑)

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はむひろみ

3.0ピカレスクヤクザ映画

2018年10月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

組の解散を機にヤクザを辞めた主人公(渡哲也)は、恩のある元組長に操を立てていた。 しかしビル乗っ取りで敵対していたヤクザに仕掛けられ、堪忍袋の緒が切れる。 取り縋る女(松原智恵子)を振り切り、全国に流れていく。 鈴木清順節満開のピカレスクロマン。

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いやよセブン