「【”喧嘩する程、仲が良い。そして貴方好みの男に成りたい。”今作はスーさんの嘘が齎した様々な出来事を可なり可笑しく描いた作品である。メインキャストが二人変わっってしまったけれど、変わらず面白いね。】」釣りバカ日誌7 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”喧嘩する程、仲が良い。そして貴方好みの男に成りたい。”今作はスーさんの嘘が齎した様々な出来事を可なり可笑しく描いた作品である。メインキャストが二人変わっってしまったけれど、変わらず面白いね。】
ー あれれ、浜崎みち子さんを演じている方が、変わったぞ、誰だろう・・・、と思ったら
浅田美代子さんだった!えええ、全然分からなかったよ!-
■出張で福井県を訪れたスーさん(三國連太郎)は、釣りの師匠・浜ちゃん(西田敏行)と東尋坊の岩場でチヌ釣りを楽しんでいた。
そこに、どこか浮かない顔の美女が歩いてくる。スーさんと浜ちゃんは、彼女を釣りに誘うと、ビギナーズラックなのか、大物を釣り上げて大騒ぎ。仲良くなるのであった。
数日後の東京。スーさんは歯が痛くなり飛び込んだ歯医者でアヤコ(名取裕子)と再会する。スーさんは週末に一緒に釣りに行く約束をするが、浜ちゃんとの釣りの約束を思い出すも、浜ちゃんに”香港の出張が急遽入った”と嘘をつき、アヤコと釣りに行くが、そこでバッタリ浜ちゃんに会ってしまい、浜ちゃんの怒りを買うのであった。そりゃ、そーだ。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作のヒロイン、名取裕子さんは流石に存じ上げているが、不老の人であるなあ。浮気がバレ、別れた旦那を演じた寺尾聡さんが相応にお年を召されているのに、ビックリである。
・今作では、前作までレギュラーだったみち子さんを演じた石田えりさんは、浅田美代子さんに代わり、癖の或るOLを演じていた戸川純さんは、前半で寿退社してしまう。チョイ、寂しい。色々とキャスティングが変わった頃なのかな。
けれども、物語は安定して面白いのである。
・今作では、スーさんが美人の歯医者のアヤコさんに、チョイ惹かれて、浜ちゃんに嘘を言う所がポイントだが、この時の浜ちゃんの起りようが、今までにない感じでビックリするのだが、浜ちゃんが如何にスーさんとの釣りを楽しみにしていたかの、裏返しで有ろう。
序に言うと、スーさんがコッソリと美人の歯医者のアヤコさんに釣りを教えるシーンで魚がかかったアヤコサンに言う台詞”竿を外すんです!いや、私のじゃなくって。”は、笑ったなあ。あれ、三國連太郎さんのアドリブじゃないかな。
・可笑しいのは、社長としてのスーさんが、浜ちゃんの辞表を受け取らずに、近所の文房具屋さんから、カードしかない事もあるが、営業三課に大量のお詫びファックスを送るシーンである。
特に”貴方好みの男に成りたい・・”にも、笑ったなあ。キチンと、直接謝れば良いのにねえ。
<けれども、そんな二人はアッサリと仲直りし、夫ともう一度福井でやり直す決意をしたアヤコさんの家に大きな鯛を贈るのである。
みんな、良い人だよねえ。ヤッパリ、このシリーズは面白いや。マダマダあるのがうれしいなあ。じゃーね。>