多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ
劇場公開日:1960年4月26日
解説
比佐芳武の原作を原作者自身が脚色し、「ずべ公天使」の小沢茂弘が監督した、おなじみ千恵蔵の多羅尾伴内もの。撮影は「続べらんめえ芸者」の西川庄衛。
1960年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年4月26日
ストーリー
富豪令嬢馬場きみ子誘拐事件を張っていた刑事二人が射殺された。名探偵多羅尾伴内は大沢警部とともに捜査にのり出した。犯人が誘拐に用いた車はきみ子の婚約者清島了介のもので、偽ナンバーと判明した。伴内は片目の運転手に変装すると偽ナンバーを探りにドライブクラブ宮下商会を訪れた。しかし伴内が訪れた時、ナンバー製造者田島は殺されていた。宮下は早くも失踪した。机上の数字を見た伴内は横浜の岸壁に向い、船員に姿を変えて宮下を待ったが現れたのはミチという夜の女だった。伴内は拳銃を捌きたいと依頼し、ミチの紹介でキャバレー“ニュー・モナコ”にいる弟桜井新吉を訪ねた。新吉は社長の星村を紹介したが、伴内はここに悪の匂いを嗅いだ。果して帰途星村は伴内を襲い、ミチが兇弾を受けて倒れた。伴内はニュー・モナコで見たきみ子の母不二子を訪ねたが、不二子も清島も伴内に協力しなかった。キザな紳士姿の伴内はニュー・モナコに星村一味を張った。伴内は新吉に香港帰りの紳士張子銘の片腕川田誠三と名乗り、明日ハマ・ホテルで星村と三千万の取引をしようと誘った。伴内が息子孔明のために日本娘三人と引き替えに三千万渡すと言って瞞すと、星村は新吉の恋人とめ子、殺された刑事の娘その子、それに馬場きみ子の三枚の写真を差し出した。星村の悪業はその全貌を現わした。翌日、孔明に扮し約束の星村邸に乗り込み三人の娘を救おうとしたが、伴内のからくりを見破った星村の前に伴内は素顔の藤村大造の姿を現わした。伴内は唖然たる一同を睨んで事件解明の口を開いた。星村こそきみ子誘拐、更には刑事射殺の真犯人、田島を殺し宮下を匿まったのも彼だ。清島と不二子の醜い関係、更に清島は星村と欲を二つに分けた共謀者だった。この時、失踪中の宮下が形相凄く機関銃をもって登場、激しい拳銃戦になったが、藤村大造の正義の二挺拳銃にはかなわなかった。
スタッフ・キャスト
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多羅尾伴内片岡千恵蔵
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清島了介中山昭二
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馬場きみ子中原ひとみ
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大沢警部山形勲
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桜井新吉江原真二郎
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桜井ミチ星美智子
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荒尾重吉河野秋武
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青戸文七富田仲次郎
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須田庄平安部徹
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松川刑事石島房太郎
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溝部刑事佐原広二
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細川巡査岩上瑛
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日比野巡査疋田圀男
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佐藤刑事山本麟一
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宮下巡査岡野耕作
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西川巡査三島良二
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桑島巡査森弦太郎
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柳井巡査曽根秀介
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福村警部補堀雄二
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木原巡査加藤嘉
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山田巡査沢彰謙
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山川刑事菅沼正
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石田捜査課長宇佐美淳也
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寺田刑事須藤健
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寒川喜八日尾孝司
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松川その子佐久間良子
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川北とめ子久保菜穂子
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宮下源吉東野英治郎
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阿久津勇吉稲葉義男
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大場三郎関山耕司
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田島庄太郎小森敏
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戸田老人小島洋々
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土井久地明
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花井保夫潮健児
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馬場不二子喜多川千鶴
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野沢庄平清村耕次
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菊地雄作萩原満
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星村周平進藤英太郎
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黒島伝造矢代伸二
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馬場信吾御橋公
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野沢妙子光岡早苗
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山岡要三阿部九洲男
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宋老人花沢徳衛
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浜田岡部正純
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小林安藤三男
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キャバレーのボーイ大東俊治