だまされて貰います

劇場公開日:

解説

「日本一のワルノリ男」に続き植木等と加藤茶がコンビを組む。脚本は「夕日くん サラリーマン脱出作戦」の田波靖男。監督は「日本一のワルノリ男」の坪島孝。撮影は新入の上田正治がそれぞれ担当。

1971年製作/96分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1971年4月29日

ストーリー

東北地方の片田舎町に良太郎という無責任男が現われた。東北新幹線建設事業の下検分というホラを吹き、農協職員の忠作や村長をだまし、おまけに小料理屋の娘花子まで連れ去ってしまった。かねてより花子に想いを寄せていた忠作も彼女を求めて東京に向った。村のさわぎをよそに、再び東京に現われた良太郎は、水をガソリンに変えるという大発明に熱中する早川源内という男と、その妹光子に出会った。良太郎は、これをネタに一世一代の大がかりな詐欺を企んだが、アメリカのエンパイアケミカル社のジョージ広田なる男が登場し、その特許を持ってアメリカに来てほしいと夢のような話を持ってきた。早速アメリカに飛んだ良太郎はどういう訳か実験に成功した。得意絶頂の良太郎と早川のもとに、こんどはその薬の製作を中止してくれれば年間石油売上げの十パーセントを提供するという話が、中近東某国代表からあった。二人に入る金は、年間三百六十億円になることを知った良太郎はその場でサインした。一方、東京にでてきた忠作は、花子がモデルとしてスカウトされ、ハワイへ渡ったことを知ると後を追い、二人は結ばれた。日本に帰った良太郎は、光子と結婚し、生れ故郷の村を買いしめ平和に暮した。

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