戦国自衛隊のレビュー・感想・評価
全27件中、1~20件目を表示
途中までわくわくした
タイムスリップ後自衛官通しで内輪もめがあったり微妙にリアルな展開で
楽しかった
矢野隼人陸士長(渡瀬恒彦)によるクーデターが起きた後
長尾影虎とともに領地拡大
長尾影虎は浅井方面を攻め自衛官たちは武田領方面を攻め 京で会おうと誓います
武田の戦術により多方面から包囲され兵器をもっていても物量で隊員が殺されてします
最終的に武田の首を隊長が打ち取りますが
足利将軍の名で自衛隊たちを殺すことになってしまいます
京の寺で待っていた自衛官は
最後クライマックスに長尾影虎が敬意をもって殺してくれたのが救い
どうみても賊軍
大義なき戦いは当然の末路を迎えます。
鑑賞前はもっと爽快な話だと勝手にイメージしていたのですが、
戦国時代に自衛隊、という矛盾を抱えてしまった男たちの悲劇でした。
結果的にいち早く「あいつらのお兄さん」になろうとしたムッシュの選択がいちばん真っ当だったのでしょうか。
戦国時代にも順応するサニー千葉と、夏八木さんのアクションはよかったです。
あと、障子をあけてほくそ笑むだけ要員の摂政関白・九条義孝が最高でした。
歴史はどのくらい変わるのか?
元クーデター同志、暴行・凌辱・略奪・仲間割れ。どんな理想があったのかはわからないがクーデターの首謀者がよく似合う渡瀬恒彦。彼女に会いに行こうとするにしきのあきら、彼についていく鈴木ヒロミツ。子供と仲良くなって戻らないと決めたかまやつひろし等々・・・
歴史を変えちゃいけないというタイムパラドクスを主張する江藤潤だったけど、途中からはどうでもよくなったみたいだ。景虎と天下を取ると腹を決める千葉真一だったが・・・
真田広之のヘリコプターでのアクションや薬師丸ひろ子の少年兵姿もいい。
自衛隊が戦国時代にタイムスリップ。 やがて勝手な行動をとり始める隊...
自衛隊が戦国時代にタイムスリップ。
やがて勝手な行動をとり始める隊員たち。◯◯や夜這いなどヤバいシーンも。そして目指すは天下取り。
武田軍vs自衛隊、ここだけでも見るべき圧巻のシーン。おそらくは怪我人、死んだ馬が少なくはないだろう、現代ではもう不可能なアクション。千葉真一、真田広之、ジャパンアクションクラブお見事です。ちょい役で出てくる豪華キャストも見もの。昭和世代なら確実に楽しめます(笑)
BS12
the 昭和、そして勢いスゴい…
角川映画祭で見れました。
汗でギラギラしたオトコ達が、ギラギラした野望と共に団結したりケンカしたり裏切ったり裏切られたりしながらスゴい勢いで物語が進みます。
ボカンボカンしつつ、グイグイ進んでいきます。最期の幕引きまで、ザ・男の子な映画でした。この時代のボカンボカンは本当にボカンボカンですね。
ただ、近代兵器が有るとはいえ、信玄相手に無策で交戦するとは、失礼かつ無謀かつ残念… もう少しだけ、野望へ近づいて欲しかったよ笑
何回か「おや?」と思いつつ…良い作品でした!(3000円、昭和補正あり…)
渡瀬恒彦の完全な悪役ぶりがまず新鮮。 タイムスリップした自衛隊員が...
渡瀬恒彦の完全な悪役ぶりがまず新鮮。
タイムスリップした自衛隊員が結局元の時代には戻れずに全滅してしまうラストにも驚いた。
1日、織田信長してみませんか!?
近代兵器を使い武田騎馬隊を撃破せよ!
戦う事も無く反戦思想の人間から絶えず
罵声を浴びせられている自衛隊。
左翼が幅を利かせていた時代故に暗鬱とした物を主人公達は抱えています。
何の為に戦士になったのかも分からなくなっていた主人公がタイムスリップし戦国時代で
自分の為に戦うと言う映画。
織田信長が存在しない世界
戦車、ヘリ、ミサイル
近代兵器を駆使し武田騎馬隊を壊滅させ
自衛隊は、その力を存分に発揮します。
そして織田信長としてのラストを迎えるのでした。
内容が内容だけに自衛隊からサポートは受けれず(野生の証明とかも)
戦車からヘリに至るまで自前で制作したパワーには脱帽です。
騎馬武者と戦車が走り回る異世界を堪能しました。
自衛隊が戦国時代にタイムスリップ
伊庭三尉率いる自衛隊の部隊が時空の狂いにより
戦国時代にタイムスリップしてしまう。
そこで彼は長尾景虎と出会う。
奇妙な友情で結ばれた二人は協力し戦うことになる。
武田信玄を打ち取った伊庭は天下を狙い京に向かう。
そこに彼らを待ち受けていたものは・・・・・
半村良原作の超SF時代劇アクション映画の決定版 !
伊庭役の千葉真一と景虎役の夏木勲の渋い演技が光る。
エンターテインメント映画として最高に楽しめる角川映画の傑作。
千葉真一さんを偲んで
冒頭
ロケ協力
福島県原町市(現・南相馬市)
福島県原町市相馬野馬追騎馬会
福島県飯館村
宮城県唐桑町(現・気仙沼市)
福井県丸岡町(坂井市)
千葉真一の代表作
千葉真一といえば戦国自衛隊
戦国自衛隊といえば千葉真一
千葉真一出演作で真っ先に思いつくのは戦国自衛隊
千葉真一の代名詞
千葉真一の褌姿が眩しい
1979年の作品
かなり久々の鑑賞
レンタルでVHS以来か
原作未読
漫画の方も読んだことはない
製作は角川春樹
脚本は青春の巨匠鎌田敏夫
79年ともなると出演した多くの俳優がすでに他界している
懐かしい
自衛隊がタイムスリップに巻き込まれ戦国時代にやって来てしまう話
タイムスリップの表現は70年代の邦画としてはあれが限界だろう
なぜタイムスリップしてしまったかは謎のままなのが少し残念
内容が内容だけに男臭い映画である
今なら自衛隊に何名か女性がいてもいいくらいだが男だけ
男の映画である
現代で男を待つ岡田奈々
戦国時代にのちのデビルマン小野みゆきが花を添える
夜這いされる後家さん演じる江沢萌子のヌードあり
初鑑賞当時は衝撃だったチョイ役でまだあどけない薬師丸ひろ子セリフがないままあえなく戦死
薬師丸ひろ子があまりにもインパクトがあったのですっかり忘れていた
薬師丸ひろ子に限らず女優陣に全くセリフがないのもこの作品の特徴
八代亜紀の舟唄じゃないけど女は無口な人がいいのか
キティーちゃんに口がないのは女性差別だと言いがかりをつけてきたアメリカ人女性に観せたら怒りが頂点に達し気絶するかもしれない
新潟の補給地に集まった伊庭をはじめとした陸上自衛隊ならびに海上自衛隊合わせて21名は兵器ごとタイムスリップし景虎率いる軍隊に遭遇する
景虎とは上杉謙信
やがて伊庭と景虎の間に友情が芽生える
陸上自衛隊の反乱分子矢野一派は海上自衛隊の船を奪い次々に村を襲い強奪強淫を繰り返す
防衛庁の協力が得られず全て自前でつくるハメになった主な原因の一つ
誘拐された全裸の女たちが船から次々に海に飛び込む(一部ボカシあり)
前々から部下のあまりの身勝手な行動に業を煮やしていた伊庭はついに堪忍袋の緒が切れて矢野を殺害
この一件で伊庭は戦国に生きる決心がついたか
一小隊で武田軍相手に戦をするのは傲慢かつ無謀と思えたが伊庭は難攻不落を乗り越えて武田信玄の首を獲るあまりにも荒唐無稽な展開
ちなみにヘリコプターに侵入し高所から飛び降りるアクションを見せたのは信玄の息子役の真田広之
戦国自衛隊にインスパイヤしたのか最近主に体育会系の高校生たちが戦国時代にタイムスリップする駄作があったが主演は息子新田真剣佑だった
戦国自衛隊も流れで戦に巻き込まれる
自衛隊でさえ全滅するんだから高校生が勝てるわけがない
このての話は現代に戻れるのがお約束だがその点でも異彩を放っている
まさしく滅びの美学
エンドクレジット無し
オープニングクレジットで俳優やスタッフの紹介無し
協力してくれた自治体や団体や企業のみ
父は自衛隊員で戦国時代にタイムスリップ
半村良のSF小説を映画化した1979年の作品。
以前、リメイク版の『~1549』でも書いたが、当時の角川映画の破天荒さ、スケールを象徴する大作。
いや、70年~80年代どころか、今尚『犬神家の一族』と双璧を成す角川映画の看板人気作。
今回、久々に鑑賞。鑑賞の理由は、言うまでもない。追悼。
久々に見ても、思った。
破天荒とはいい意味で。
別の言い方をすれば、ツッコミ所満載、決して出来映えのいい作品ではない。
演習中の陸上自衛隊の一個小隊が戦国時代にタイムスリップ。
何故…?
戦車やヘリがずっと動いていられる謎。弾薬の補給は…?
隊員それぞれのエピソード。でも巧みとは言えず、とっ散らかってる印象。
元の時代に戻るには、天下を取り、時の流れに抗う。何故に謎の宣戦布告。
この時代の誰も殺してはならぬと言ってたくせに、最後は近代兵器で無差別攻撃。
…などなどなど、挙げたらキリがない。
しかし、それらを敢えて凌駕するエンタメ無双。
本当にアクションとしてのスケール、デカさ、迫力、たっぷりの見せ場は、日本映画歴代の中でも稀有と言っていい。
自ら危険なスタントやアクション監督も務めた千葉真一のこだわり。
戦車、ヘリ、機関銃などの近代兵器対弓矢、鉄砲、落とし穴などの戦国奇策。クライマックスの大合戦は何だかんだ言って最大のカタルシス。
荒唐無稽こそ、褒め言葉。
終始、ノーテンキな娯楽作ではない。
仲間割れ。欲望や本能剥き出し。近代兵器で敵ナシの如く、抑圧。
戦国時代の武器で近代兵器に勝てる訳が無い…否! 人数では圧倒的にあちらが勝る。多勢に無勢。次第に劣勢になっていく…。
何故、俺たちがこんな目に…? これは運命か、時の流れに抗ったからか…?
そんな中で育まれていく、伊庭義明三等陸尉と後の上杉謙信こと長尾平三景虎の友情。
景虎は自身を戦乱の世でしか生き甲斐を感じられない男と表す。
そして伊庭の中に、自分と同じものを感じる。
それに刺激されたかのように、感化されたかのように、伊庭の中の眠っていたものが目を醒ます。
共に天下を取ると誓い合う。
武器だけあって平和ボケした生温い時代に戻るより、この時代で闘う。
聞こえによっては、危険思想。
闘う事の愚かさ。
別行動を取っていた伊庭と景虎が信玄軍討伐後再び顔を合わせた時…、“天下人”はただ一人。
戦で倒れた武士たち。
元の時代に戻れぬまま、死んでいった隊員たち。
そして伊庭。
本作は端から負け戦の様式をまとっていた。
そこが、リメイク版と強烈なインパクトと余韻の違う所。
…いや、もっと日本的な言い方をしたら、
滅びの美学。
本格時代劇や『戦国自衛隊』の新版を作りたいという構想があったらしい。
最近はバラエティーなどで姿を見る事が多かったが、やはりスクリーンで、いぶし銀のアクション・スターの姿を見たかった。
まだまだハリウッドにリスペクトされ、挑戦する姿も見たかった。
コロナによってまた一人、命を奪われていった…。
改めて、千葉真一さんのご冥福をお祈り申し上げます。
愛の形に不寛容だった昭和。
ベタに黒澤な騎馬隊と本物ヘリ戦車を並べれば大作感二倍という安直な企画意図による世界映画史上最も荒唐無稽な一本。
本当にヘリにぶら下がりたがるサニー千葉はMIトムクルを40年も先取りしていたと知る。
岩場で褌の男二人が語り合うだけなのは昭和が愛の形に不寛容だった証しか。
60~70年代日本映画のダメなところが作品を台無しにしている好見本だ
残念な事だが正直つまらない
千葉真一初めアクションシーンは素晴らしい
だが映画作品としては全くつまらない
本当に残念としか言いようがない
製作方針が痛快アクションに徹し切れてない
そもそも戦国自衛隊とは何かに政治性を持たしているのは間違いだ
歴史という正統なものに対する自衛隊のクーデターと言う政治性を主張しようという演出意図が透けていては痛快もなにもあったものではない
90分程度に短縮された海外版は観ていないが、そのような不純物をバッサリ削ぎ落として編集し直した方がはるかに面白い作品になったはずだ
無駄に冗長なシーンも多すぎる
その中でも岡田奈々と薬師丸ひろ子は美しいのは認めざるを得ないのだが
60~70年代日本映画のダメなところが作品を台無しにしている好見本だ
舞台は戦国、テイストは昭和
カット版を観てしまったようだが長く感じられたのでまあ良しとしよう、完成度を云々する作品でもなし(笑)
この時代としては頑張ったと思う。左翼が元気だった時代だし。でも隊員をヒーローとしても描いていないんだよな。随分自由に作ったもんだ(笑)
信玄は見せないほうがよかったのではない?しかも姑息な方法で首級を上げちゃうし。
ところで小野みゆきが一番怖かった(笑)
戦国に賭けた、男たちの青春。
千葉真一芸能生活20周年記念作品。
DVD(デジタル・リマスター版)で4回目の鑑賞。
原作(角川文庫・新装版)は既読です。
とにかく大好きな映画です。
ハイライトとなる武田騎馬軍団との死闘は、当時の日本映画としては破格のスケール感だっただろうし、今観てもその迫力は凄まじく、CGではない本物だからこそのものだな、と…
アクション監督・千葉真一の真骨頂も堪能出来ました。自らヘリコプターに宙吊りになってのスタントや鬼気迫る殺陣、真田広之によるヘリからのダイブなど、見どころ満載でした。
角川映画らしい無駄な大作感(褒め言葉です!)が最高なのはもちろんのこと、青春映画の側面が胸を熱くさせる。
正直脚本は大味で、煮詰めればもっと良くなっただろう個所もありましたが、演技の熱量でカバーしているな、と…
伊庭義明と長尾景虎の友情。タイムスリップと云う理不尽に戸惑いながら、命を燃やしてもがく若き自衛隊員たち。…
群雄割拠な戦国の世で、ギラギラした汗を流しながら第二の青春を謳歌しようとする男たちの群像は、激しく逞しく、そこはかとない切なさを伴って胸に迫って来ました。
3曲の主題歌が場面を彩る趣向は、ハリウッド映画の模倣だとしても、適材適所でめちゃくちゃエモーショナルでした。
破滅へと向かっていく様はさながらアメリカン・ニューシネマのようで、青春を燃焼した男たちの残滓に心震えました。
※以降の鑑賞記録
2022/12/31:時代劇専門CH(4Kデジタル修復版・録画)
2023/02/19:Ultra HD Blu-ray
※リライト(2022/08/25)
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