やればやれるぜ 全員集合!!のレビュー・感想・評価
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加トちゃん「間違ってました」
監督と脚本は『なにはなくとも 全員集合!!』『ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!』『刑事物語』の渡邊祐介
脚本は他に『ニワトリはハダシだ』の森崎東
粗筋
一旗あげて地元の奴らを見返してやろうと福島の田舎の鼻つまみ者5人は上京したもののうまくいかず再び5人集まり再出発
今回の敵は品川で建設会社貿易会社飲食店特殊浴場賃貸物件を取り仕切ってる花園グループの社長北大路
5人は船橋ヘルスセンターで働き100万円貯め花園所有の土地を買う計画も値上げしたと言われ手付金10万円払ったのに売ってもらえなかった
長吉ヒデオ憧れのみつ子はレストラン花園で働いているのだが北大路に500万円の借金があった
北大路は借金返済の代わりに結婚を強要しみつこは渋々受け入れることに
5人は北大路を式場から誘拐しアフリカ行きの貨物船のコンテナの中に詰め込んだ
しかし船は座礁し船内から社長は発見され5人は逮捕されてしまう
しかし被害者の北大路は「東洋の麻薬王」と呼ばれた三国人
逆に北大路は逮捕されて5人は表彰され英雄に
1968年公開作品
自分が生まれる数年前の昔の出来事
時代が時代だから今のテレビ番組で発言すると局アナが謝罪しコタツ記事ライターの馬鹿どもが騒ぎ立てるようなヤバい言葉がちょくちょく登場するが生活に根付いてこっちの方が好き
歳をとって味が出たとか枯れた芝居とか褒めてるのか貶してるのか分からない評価もあったいかりや長介だが若い頃の彼は晩年よりインパクトがありハッキリ言って気持ち悪い
ドリフターズを出ていく予定だった加藤茶もあの迫力があるホラー顔で引き止められたら断るわけにはいかない
ジャガー横田も若手時代に全員集合の女子プロレスコントに出ていたがいかりやの顔がさぞや怖かっただろう
女子プロレスの人材にいかりやのような顔の女がいれば悪役として盛り上がるのになかなかあの顔はいない
脚本がそれほど良くなくてもドリフターズが持っている雰囲気でそこそこ楽しめてしまう
60年代のB級喜劇映画として星3はあげたい
配役
福島県日陰村から上京し貿易業を目指すも港湾労働者をしている碇矢長吉にいかりや長介
荒井忠太郎に荒井注
福島県日陰村から上京しコックを目指すも焼芋屋をしている高木太に高木ブー
福島県日陰村から上京し作曲家を目指すも流しをしている仲本工助に仲本工事
長吉から半人前扱いされ子分のような立場の加藤ヒデオに加藤茶
「レストラン花園」移動食堂の小山みつ子に松尾嘉代
「レストラン花園」移動食堂の立花リカに木の実ナナ
「レストラン花園」社長の北小路に藤村有弘
港湾労働者の竹田三郎に平尾昌晃
警察官の長谷川に犬塚弘
警察官関口に安田伸
警察官の大川に石橋エータロー
花園の不動産関連の部長の権藤に田中邦衛
漁村の駐在の藤原に殿山泰司
アパートの大家のとめに若水ヤエ子
結婚式の司会者に水谷良重
レストラン花園のコックの宮本に内田裕也
現場主任に左とん平
係員に林家珍平
流しの歌手に三船謙
記者に高橋圭三
記者に福岡正剛
記者に住吉正博
善さんに大屋満
警官に鶴賀二郎
警官に古田英明
銀行員に谷雅子
焼芋屋の客に山崎浩子
焼芋屋の客に浦野道子
式場の少年に高塚徹
式場の少年に百瀬功一
追悼:仲本工事
ドリフのズンドコ節に似たようなテーマ曲から始まるドリフ映画の第二弾!
人情コメディにドタバタをプラスしたB級映画ではあるが、若い加藤茶をアイドルにしたかのような映画でもあった。内容は「8時だよ全員集合」よりもレベルが下がるとも感じた。テレビでは子供向けだが、やはり恋の話となると大人向け。マドンナ松尾嘉代と軽いキスシーンが妙に羨ましくなるほどだ(笑)
いかりや演ずるリーダーと助手として同居し、港湾労働者となっていた加藤英夫。同じ女に恋をするが、加藤が一歩リードだったが、彼女には恋人(平尾正章)の存在があった。そしてフードチェーンを経営する社長が借金のカタに彼女を嫁さんにしようという展開。結婚式当日に社長を拉致して、アフリカに輸出するというとんでもない展開だったが、社長は実は麻薬密売などを手がけるとんでもない悪人だったことが発覚。
暴力は嫌いだと言っても、下手をすれば死んでしまう展開のため、ちょっとがっかり。
・ドリフは志村けん世代だから荒井注がメンバーってのが新鮮 ・いかり...
・ドリフは志村けん世代だから荒井注がメンバーってのが新鮮
・いかりやはいい声してるし、昔から演技も話し方も上手なんだねぇ
・苦労時代がリアルでうなる
・ドンチャン騒ぎが一番おもしろかった
前作よりも話があちこちに飛んでしまった
総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
「全員集合」の第三作目だそうだ。前作同様にこの時代なりの平凡な喜劇で、そんなに笑えたりするようなものでもない。貧困からの脱出を夢見るドジで駄目でずるい5人組をドリフが軽快に演じる。昔の若き彼らの姿を観られるのは面白いが、もう第一作を観たときほどの新鮮さはないし、古い喜劇とはいえ物語も立身出世から恋愛に犯罪とあちこちに飛んでしまってばらばらでしかも結末が強引。だけど意外に加藤茶の女装姿がはまっていた。
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