「侍ものの映画の最高傑作」切腹 shigesaku 007さんの映画レビュー(感想・評価)
侍ものの映画の最高傑作
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映画における脚本、音楽、役者、動作
無駄というものがなく緊張感をもったまま一気に見てしまう映画。何度みても飽きが来ない。問答形式をとって回想するスタイルがつづき、最後に大殺陣(おおたて)というのでしょうか、斬り合いがあるが、赤備えの鎧、鉄砲まででてくる。そして切腹して死んでいく。映画の途中で竹光による切腹の残酷シーンも見事に描かれている。過去を回想する場面とて自然でよどみがない。たしか「壬生義士伝」とかいう映画の回想シーンのくどさにうんざりしたことがあった。これにはそんなことはなく起承転結ほぼ完璧で無駄がない。一気にみても余韻をもって終わる。場面場面できりとっても完成されている。なかなかこういう映画は出来るものではなく、リメイクのものもみましたが相当な俳優をつかっても、どうも駄目です。さらに白黒でちょうどよかったと思うのは私だけであろうか。いやそうでもあるまい。
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