駿河遊侠伝 度胸がらす

劇場公開日:

解説

子母沢寛の原作を「社長忍法帖」の笠原良三が脚色「博徒ざむらい」の森一生が監督した“駿河遊侠伝”シリーズ第三作目。撮影もコンビの今井ひろし。

1965年製作/80分/日本
配給:大映
劇場公開日:1965年1月23日

ストーリー

清水港の次郎長は、人望もあり、子分もふえ、貧しいながらも恋女房おちょうと楽しい毎日をすごすようになった。こうした或る日、関取りの八尾ケ嶽が尾州一の宮の久右衛門を斬ったと、同僚の久六らを連れて逃げこんできた。次郎長は心よくこれを迎え入れた。が、間もなく代官所の手がまわったと知らせがあった。久六たちは顔色をかえて遠州森の五郎親分のもとに逃げだしていった。それから一年次郎長一家に片目の子分石松が仲間入りした。そんなある日、保下田の久六が助っ人をたのみにきた。次郎長はすぐさま子分を引き連れ久六のもとにかけつけた。しかしすでに喧嘩は終っていた。久六の差し出す金を断った次郎長は、一人大恩のある寺津の治助親分の墓参に寄った。そこで次郎長は跡目を継いだ間之助から森の五郎親分が山梨の巳之助に殺され、久六はそれを見て見ぬふりをしていることを聞かされた。次郎長はただちに鰍沢へ乗りこみ巳之助を祈った。だが、次郎長もこの喧嘩で肩に深傷を負った。やがて旧友長兵衛やその女房おせん、そして次郎長に想いをよせる法華寺に住むお市の手厚い看護で次郎長は元気を回復した。が、そんなとき、次郎長の病いを聞いて清水を発ったおちょうが旅の無理がたたって急死した。今の次郎長にはその葬式をだす費用もなかった。みかねた大政とおっかあ竹は、次郎長に大恩がありながら知らんふりをしている久六に腹をたて、その賭場を荒した。これを逆うらみした久六は十手捕縄をあずかる身にものをいわせて次郎長召捕に向った。さらに長兵衛が久六のために惨殺されたという報が届いた。次郎長の怒りは怒髪天をついた。子分を引きつれ次郎長は自ら久六と相対し、これを斬った。清水に帰った次郎長はお市を花嫁に迎えた。

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