劇場公開日 2005年6月18日

砂の器のレビュー・感想・評価

全152件中、41~60件目を表示

4.5こんな人知らねーよ…

2022年8月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0永久保存版🙆‍♂️

2022年7月29日
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邦画の歴史的名作。丁寧に作り込まれている。当然、CGなど無く、役者の演技だけで迫力を持たせる。素晴らしいの一言。

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@Jankichi@

2.5父と子がたどった壮絶な運命には心を動かされた。 ただ、それまでに手...

2022年7月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

父と子がたどった壮絶な運命には心を動かされた。
ただ、それまでに手がかりがほとんどない雲をつかむような捜査が延々と続くのは長く感じた。
そもそも加藤剛はなぜ恩人である緒方拳を殺害したのか、動機が今一つだった。
また、加藤の犯行の証拠を「浮気相手」が列車の窓から捨てるとか、サスペンスとしては考えられない。

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省二

5.0やっとみれた、もっと早くみたかった。

2022年7月11日
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一言「昭和スター勢揃い!」。

出演者が誰か知らずにみて、もうびっくりの連続。みんな若い!。

国鉄蒲田駅で起こった殺人事件。亡くなる前に犯人と話した東北弁の「カメダ」。
手がかりがなく、捜査本部は解散し継続捜査にランク落ち。
そこをひとつひとつ、今西刑事(丹波さん)が捜査していき。
各地に散らばる点を、一つにつなげていくところ。
ちょっと鉄道物のテイストも、前半あったのもアクセント。

終盤犯人の子供の頃の話、そしてどうやって生き延びていったか。
壮大な音楽にのせて、ほぼ台詞なしの30分ちょっとで描かれる。
その曲が「宿命」というのも、切ない。ちょっと泣けた。

戦後の混乱期の話等歴史的にも、観てほしい。
ドラマ化4作あるそうですが、どうかな。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「幸せなんてない。だからみんな影を追っている」

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ゆき@おうちの中の人

4.0ALLTIME BESTでない理由が分からない

2022年6月23日
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殺人事件を捜査する刑事が辿り着く、犯人の苦難の人生を描く物語。

日本映画史に残る名作ですね。このサイトのレビューでも、「5」を付ける方が多くいらっしゃいましたが、そのレビューに相応しい作品だと私も思います。

「ハンセン病患者への偏見」。日本の歴史に暗い影を落とす現実をベースに、「親子愛」と「善から生まれる犯罪」を描きます。
極めてシリアスな社会派サスペンス。それに合わせて、演出も重厚そのもの。特に中盤までの捜査シーンは、BGMは一切なし。酷暑の中、淡々と地道に捜査する刑事達を活写。極めて私好みの展開となりました。
その物語を担う俳優陣も、丹波哲郎を筆頭に実力者揃い。
見応えのある作品に仕上がりました。

それでも、評価は4。
評価を下げた理由の一つは、終盤の回想シーン。他の方のレビューでは賛否分かれているようですが、私は少しやり過ぎに感じました。
もう一つはサスペンスとしては、粗が多いこと。特に刑事達の「気付き」の部分が雑で、サスペンスとしては微妙に感じてしまいました。

少し、蛇足。病気等への偏見を題材にした作品として、個人的に好きな作品があります。逝去された西村京太郎氏の作品で「天使の傷痕」という作品です。映像化はされていませんので読むしかない作品なのですが、暇と機会がありましたらぜひ。

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よし

4.0言うまでもなく日本映画の金字塔

2022年6月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

この映画を見るのは何回目だろう?少なくとも4回、もしくは明らかにそれ以上みている。しかも何度見ても新しい発見があるこの作品はやはり古典的名作と素直に評価して良い。今回は古典的ロードムービーとしての観点から見直してみた。既に観光地として定着した感のある場所と同時に今でも中々余程でなければいく機会のない場所を実名と架空で絡めて、想像の幅を広げる手法は見事である。そして言うまでもなくそのテーマは今も脈々と繋がってきており、その根の深さを改めて浮き彫りにする。今日では名作🎦あんへも通じるテーマである。未見の方にはぜひ一度ご覧いただきたい名作のひとつである。

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mark108hello

3.0音楽と放浪の日々の描写が無ければ

2022年6月5日
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桜場七生

4.0組曲

2022年6月1日
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ラスト40分に渡る組曲「宿命」の叙情あふれる調べに浸る。大胆な構成に骨抜きにされる。なぜ少年は逃げたのか、そして殺意の動機、周囲の解釈に依らない自我の発現。呼応する父の想い。丹波哲郎の短い説明。説明が少ないおかげで想像が広がる。演奏の上に汗が滴る加藤剛の笑顔が清々しい。
少し展開が突拍子もない所もあって戸惑ったところ。新聞のコラムからいきなり重要証拠に出会したり、大人になった写真を見て東京に飛んでいったり。流産から死に至る島田陽子、加藤剛が羽後の列車に乗っていたのもよくわからないところ。

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Kj

5.0蝉の音、うちわ、夏、田舎

2022年5月30日
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と思った。一瞬。でも。
都会も夏は暑いだろうね笑
近年まで存在してた文化、夜這い、見世物小屋、障害者に対する去勢、昔は姥捨山、
五体満足に生まれて良かったが痛みや苦痛を感じてないこの瞬間が永遠ではないなんて嫌だな、信じたくないし思えない思いたくない
人間だもの、大霊界2

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ミスター

3.0犯人の心情を描いてほしかった

2022年4月19日
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ねりまっくま

3.5時代が生んだ悲劇

2022年1月4日
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Keita

3.5脆い器

2021年11月13日
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鑑賞方法:VOD

人の悲しい宿命がテーマ。

出自、親子の愛、正義感など多くの要素が絡み合っていた。
過去の宿命を断ち切るために事件が起き、曲が完成したことは何とも残酷だ。

逮捕状を持ちながら、曲を聴いている刑事の表情が複雑である。
古い作品ではあるが、今の時代にも訴えかけるテーマであった。

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ランニングマン

3.0「宿命」

2021年11月8日
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鑑賞方法:VOD

物語の真相が明らかになるシーンで「宿命」という題名の曲が独奏されるが、そこは小説では表現しきれないくらい胸が痛くなるシーンの連続だった。

小説は当然文字だけで表現される。想像を掻き立てられるがそれを文字で説明されてしまうので読み進めるほかないのだが、小説を映像化するにあたってそれをセリフではなく映像で説明する力量がとても胸を打つ。

ピアノがバックで流れる中、ある親子の壮絶な半生が再生されるのだがピアノの曲と相まって美しいけれど、その中ではとても言葉では説明できないような残酷な人生だったことがわかる。作品のとあるキャラクターがこの曲を作曲していく中で、この苦悩があったからこそ一つの作品として作り上げたのだと思うし彼の頭の中を観客にも同時に追体験させる意味で物語に落とし込んだのだと思うとこの映像化はよくできた作品だと思った。

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マルホランド

3.5丹波哲郎が評価の分かれ目

2021年7月10日
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ジョニーデブ

5.0日本映画の名作の中の名作。!

2021年7月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

泣ける

悲しい

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西海一久

5.0不動の人生ベストワン映画。名作。今でも色褪せない。

2021年6月12日
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私、高度成長期生まれなんだけれども、古い日本の映画、名作と言われている、小津安二郎とか黒澤明、溝口健二とかのモノクロ作品大嫌いなんですよ。そもそも言語体系が今と違うし、粗末で地味で、とても鑑賞に耐えられない。

まあ「ゴジラ」と「飢餓海峡」は例外的に面白いし良いのだけれども。

しかしその後ドラマ化何度もされた、元祖である、加藤剛、緒形拳、丹波哲郎、加藤嘉、春田和秀の「砂の器」は別格。
昭和49年だからこそ表現できた、ジメジメして、不便で、暑苦しく、閉鎖的な日本。美しい四季の日本。

逮捕状請求の捜査会議が始まる。コンサート会場では犯人である天才音楽家のタクト指揮棒が振られ壮大な音楽が奏でられる。併せて差別され続ける悲しい親子の放浪の旅路が画面上展開される。この同時進行、カットバックの構成が情感を揺さぶり見事である。丹波哲郎はガタイも良いけど、語りも素晴らしい。加藤嘉の無理をした「こんな人知らねぇ!」と前後して映し出される緒形拳の善意の空転。イタイけれども犯人にとっては鬱陶しかったんだろなぁ。差別も含め古き日本。昭和の日本。
実は本浦千代吉は いざ本人と認識したら『自分が親族と名乗り出たら 秀夫の幸せの邪魔になる❗️』との見方も聞きます。

その後先述のとおりテレビ版何度も作られたけれども、一つもこのオリジナル映画に及ばないどころか迫らない。
無駄な捜査シーンも、最後の逮捕直前で尻切れトンボもかえって計算されていて味がある。丹波哲郎が山陰地方の列車に乗る、宍道湖の景色が背景となる。新聞を買うそこには天才音楽家の記事が・・・という構成もいかにも昭和的で素晴らしい。

ただ血まみれの服を列車の窓から塩山で処分は余計。水洗トイレか昔の黒いゴミ袋で処分すれば良い。

ただそれでも色褪せない名作。生涯映画No.1。ちなみに2番目は「シンドラーのリスト」両方ともVHS ビデオ、DVD、ブルーレイ全て買い増し。砂の器は本とDVDセットのやつも買った。ただ私リアルタイムでは当時幼児だから当然観てない。映画館で見たかった。

原作の松本清張よりも脚本の橋本忍の力量によるところ大。エゴイストの殺人であるが、やるせなさに涙すること必至。

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満塁本塁打

5.0社会派ミステリの大傑作

2021年5月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

原作も好きだけど映画版も大好き。ミステリとしても社会派ものとしても秀逸。

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yoshifuji

5.0昭和の闇、親子の光と影…

2021年5月3日
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泣ける

悲しい

難しい

間違い無く星5だろう。今の映画やドラマを考えたら星5では少ない星6か7くらいだ。
作中の隔離政策である「らい予防法」が撤廃されたのは実に1996年の事で、平成中頃までは行旅人と称される方が河川敷に居る噂が時折流れる。
決して近づいてはいけない。ヤクザなのかそれが何者なのか学生の私には判らなかった。
現在地上波ではこの日本人が歩んだ黒歴史を放送禁止としているようだ。この国は共産国ですか?w
さて物語は過酷な旅、肉親との離別で音楽の才能を開花する秀夫少年。改名し和賀英良となったが学歴も家族親族も無い彼にとって音楽家としての名声は唯一無二の武器だった。
なぜ彼は自分の武器を運命を信じられなかったのか?
秀夫少年なら父親に会っていたろう。
三流ゴシップ誌にすっぱ抜かれて世間の評価が落ちようとも闇を抱え込んだろう。だが秀夫少年の心は和賀英良の中に埋もれてしまったようだった。
闇を飲み込んだ人間は強いと聞く。
この作品を見てそれに気付く筈だ。
和賀は闇を宿して音楽を作り続けるべきだった。
その闇には愛があった。仮に再び漂泊の身と成り果てようとその才能に陰る事は無い筈だ。
だが金と名声に欲を曝け出し始めた彼にはそれが出来なかった。清廉で愚直…。
それが才能が要求する糧だった。
和賀にとって偶然手に入れた才能が道具に変わった。
残念な言い方だが…器では無かったんだ彼は。
タイトルの通り砂の器だった訳だ。

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群青ノワール

3.0現在の栄光と過去の影にまつわる哀しい性

2021年4月18日
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鑑賞方法:VOD

小説は読んだことがあったが、だいぶ前なので、ストーリーは記憶があいまいになっていたのと、映画レビューで高評価が多いので観てみた。野村芳太郎監督だと、1970年代では犬神家の一族がとてもよかったので、間違いはないだろうと。

1974年当時の時代背景なので、伝染病や放浪等といった過去も当時の設定ならではであるが、現在の栄光を手放したくないために過去の経歴を消し去ろうとして手段を選ばない人間の性、エゴを追求した松本清張ならではのテーマがこの作品にも息づいている。愛情を受けたはずが、仇で返すことになってしまった人間のエゴの哀しさ。

あとは、21歳の島田陽子の品の良さといったら!当時最高潮だったのではないか、とても美しい。1970年代の島田陽子の確実なファンです。

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菜野 灯

4.5善意や正義が人を救うとは限らない

2021年4月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作松本清張、脚本橋本忍ということで拝見。
終盤40分の怒涛の展開。
どう終わるのかと思っていたら一瞬で終わっていった。
日陰者が多かった時代。
戦後を生きたある世代にはもっと刺さるでしょう。
90点

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neonrg
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