劇場公開日 2005年6月18日

砂の器のレビュー・感想・評価

全137件中、21~40件目を表示

5.0カメダ‼️

2023年8月12日
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泣ける

悲しい

興奮

野村芳太郎監督の松本清張原作の映画化としては「ゼロの焦点」「鬼畜」「疑惑」みたいな秀作がありますが、「張込み」と並ぶ最高作ではないでしょうか⁉️ただこの作品に関しては、山田洋次と橋本忍による脚本の力がかなり大きい‼️私は原作は未読なんですが、原作ではわずか数行の描写である、ハンセン病の親子の遍路の放浪の道行きが津軽、信州、北陸、山陰の美しく厳しい日本全国の四季の風物と共に映し出されるのがこの作品のハイライト‼️しかも捜査会議と大演奏会を合わせた三部構成にし、そこに重なる交響曲「宿命」の旋律が美しすぎて、ホント鳥肌モノです‼️津軽の寂れた浜辺で、打ち寄せる波が、宿命として親子二人にもおおいかぶさってくる‼️スゴいですよね‼️血のついた服をバラバラに刻んで、電車の窓からバラまく美しいシーンも印象に残ってますね‼️あと出演者に関しては、加藤嘉さん‼️私はこの人は生理的に苦手なんですが、「わしゃあ、知らん」と言い切った時の演技は切なすぎる名演でした‼️とにかく、この作品は、市川崑監督の「悪魔の手毬唄」と並ぶ日本ミステリー映画の二大至宝‼️多くの方々に観ていただきたいですね‼️

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活動写真愛好家

5.0エネルギッシュな昭和の風情とその影の魅力

2023年5月11日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

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まりも

5.0宿命とは

2023年1月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

この世に生まれて来たことと、
生きているということである。

脚本が素晴らしいときいていたが、
本当に素晴らしい映画だった。

前半の字幕での説明と
後半の宿命の演奏の間に父子の旅を映像で見せる対比。
涙なしでは見られない。

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ほんのり

5.0映画とはこういうもん!

2022年8月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

警察官の捜査としては現在(2015年)から観れば
少々ゆるい所もあるのですが、そういう自由のあった時代の作品。

全く関係無く見えている複数のものが
やがて1つに集約されて行くのは
サスペンスやミステリーの醍醐味なのですが
それが、海外では無く日本の原風景の中で展開してゆく
この映画の映像の美しさは記録映画としても価値あるものでしょう。

昭和の名優達のほんのワンカットの出演シーンも
あら!こんな所にこんな人が!と言う見つける楽しさあり
長い物語の中に引き込む力がやっぱ半端無いと言うか
まさに映画とはこういうもん!と言って遜色無い作品です。

実のところ、音楽の才能は、この映画の様な
簡単なもんじゃ無いな〜〜と
思うところもあるのですが、
そこは映画として勘弁して下さい。

一番大事なのは、
この作品の悲劇の元は形を変えて今でも残っているし
無知と貧困の残酷さは今の方が大きいかもしれません。
時代を超えて、人々に突きつけられる課題だと思いますわ。

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星のナターシャnova

4.5こんな人知らねーよ…

2022年8月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0永久保存版🙆‍♂️

2022年7月29日
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邦画の歴史的名作。丁寧に作り込まれている。当然、CGなど無く、役者の演技だけで迫力を持たせる。素晴らしいの一言。

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@Jankichi@

2.5父と子がたどった壮絶な運命には心を動かされた。 ただ、それまでに手...

2022年7月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

父と子がたどった壮絶な運命には心を動かされた。
ただ、それまでに手がかりがほとんどない雲をつかむような捜査が延々と続くのは長く感じた。
そもそも加藤剛はなぜ恩人である緒方拳を殺害したのか、動機が今一つだった。
また、加藤の犯行の証拠を「浮気相手」が列車の窓から捨てるとか、サスペンスとしては考えられない。

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省二

5.0やっとみれた、もっと早くみたかった。

2022年7月11日
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一言「昭和スター勢揃い!」。

出演者が誰か知らずにみて、もうびっくりの連続。みんな若い!。

国鉄蒲田駅で起こった殺人事件。亡くなる前に犯人と話した東北弁の「カメダ」。
手がかりがなく、捜査本部は解散し継続捜査にランク落ち。
そこをひとつひとつ、今西刑事(丹波さん)が捜査していき。
各地に散らばる点を、一つにつなげていくところ。
ちょっと鉄道物のテイストも、前半あったのもアクセント。

終盤犯人の子供の頃の話、そしてどうやって生き延びていったか。
壮大な音楽にのせて、ほぼ台詞なしの30分ちょっとで描かれる。
その曲が「宿命」というのも、切ない。ちょっと泣けた。

戦後の混乱期の話等歴史的にも、観てほしい。
ドラマ化4作あるそうですが、どうかな。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「幸せなんてない。だからみんな影を追っている」

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ゆき@おうちの中の人

4.0ALLTIME BESTでない理由が分からない

2022年6月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

殺人事件を捜査する刑事が辿り着く、犯人の苦難の人生を描く物語。

日本映画史に残る名作ですね。このサイトのレビューでも、「5」を付ける方が多くいらっしゃいましたが、そのレビューに相応しい作品だと私も思います。

「ハンセン病患者への偏見」。日本の歴史に暗い影を落とす現実をベースに、「親子愛」と「善から生まれる犯罪」を描きます。
極めてシリアスな社会派サスペンス。それに合わせて、演出も重厚そのもの。特に中盤までの捜査シーンは、BGMは一切なし。酷暑の中、淡々と地道に捜査する刑事達を活写。極めて私好みの展開となりました。
その物語を担う俳優陣も、丹波哲郎を筆頭に実力者揃い。
見応えのある作品に仕上がりました。

それでも、評価は4。
評価を下げた理由の一つは、終盤の回想シーン。他の方のレビューでは賛否分かれているようですが、私は少しやり過ぎに感じました。
もう一つはサスペンスとしては、粗が多いこと。特に刑事達の「気付き」の部分が雑で、サスペンスとしては微妙に感じてしまいました。

少し、蛇足。病気等への偏見を題材にした作品として、個人的に好きな作品があります。逝去された西村京太郎氏の作品で「天使の傷痕」という作品です。映像化はされていませんので読むしかない作品なのですが、暇と機会がありましたらぜひ。

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よし

4.0言うまでもなく日本映画の金字塔

2022年6月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

この映画を見るのは何回目だろう?少なくとも4回、もしくは明らかにそれ以上みている。しかも何度見ても新しい発見があるこの作品はやはり古典的名作と素直に評価して良い。今回は古典的ロードムービーとしての観点から見直してみた。既に観光地として定着した感のある場所と同時に今でも中々余程でなければいく機会のない場所を実名と架空で絡めて、想像の幅を広げる手法は見事である。そして言うまでもなくそのテーマは今も脈々と繋がってきており、その根の深さを改めて浮き彫りにする。今日では名作🎦あんへも通じるテーマである。未見の方にはぜひ一度ご覧いただきたい名作のひとつである。

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mark108hello

3.0音楽と放浪の日々の描写が無ければ

2022年6月5日
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桜場七生

4.0組曲

2022年6月1日
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ラスト40分に渡る組曲「宿命」の叙情あふれる調べに浸る。大胆な構成に骨抜きにされる。なぜ少年は逃げたのか、そして殺意の動機、周囲の解釈に依らない自我の発現。呼応する父の想い。丹波哲郎の短い説明。説明が少ないおかげで想像が広がる。演奏の上に汗が滴る加藤剛の笑顔が清々しい。
少し展開が突拍子もない所もあって戸惑ったところ。新聞のコラムからいきなり重要証拠に出会したり、大人になった写真を見て東京に飛んでいったり。流産から死に至る島田陽子、加藤剛が羽後の列車に乗っていたのもよくわからないところ。

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Kj

5.0蝉の音、うちわ、夏、田舎

2022年5月30日
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と思った。一瞬。でも。
都会も夏は暑いだろうね笑
近年まで存在してた文化、夜這い、見世物小屋、障害者に対する去勢、昔は姥捨山、
五体満足に生まれて良かったが痛みや苦痛を感じてないこの瞬間が永遠ではないなんて嫌だな、信じたくないし思えない思いたくない
人間だもの、大霊界2

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ミスター

3.0犯人の心情を描いてほしかった

2022年4月19日
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ねりまっくま

3.5時代が生んだ悲劇

2022年1月4日
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Keita

3.5脆い器

2021年11月13日
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人の悲しい宿命がテーマ。

出自、親子の愛、正義感など多くの要素が絡み合っていた。
過去の宿命を断ち切るために事件が起き、曲が完成したことは何とも残酷だ。

逮捕状を持ちながら、曲を聴いている刑事の表情が複雑である。
古い作品ではあるが、今の時代にも訴えかけるテーマであった。

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ランニングマン

3.0「宿命」

2021年11月8日
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物語の真相が明らかになるシーンで「宿命」という題名の曲が独奏されるが、そこは小説では表現しきれないくらい胸が痛くなるシーンの連続だった。

小説は当然文字だけで表現される。想像を掻き立てられるがそれを文字で説明されてしまうので読み進めるほかないのだが、小説を映像化するにあたってそれをセリフではなく映像で説明する力量がとても胸を打つ。

ピアノがバックで流れる中、ある親子の壮絶な半生が再生されるのだがピアノの曲と相まって美しいけれど、その中ではとても言葉では説明できないような残酷な人生だったことがわかる。作品のとあるキャラクターがこの曲を作曲していく中で、この苦悩があったからこそ一つの作品として作り上げたのだと思うし彼の頭の中を観客にも同時に追体験させる意味で物語に落とし込んだのだと思うとこの映像化はよくできた作品だと思った。

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マルホランド

3.5丹波哲郎が評価の分かれ目

2021年7月10日
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ジョニーデブ

5.0日本映画の名作の中の名作。!

2021年7月6日
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泣ける

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西海一久