「名作に時代は関係なし。」砂の器 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
名作に時代は関係なし。
まごうことなき日本映画の傑作。現代にも作られてほしいクオリティである。
ただ、何回も観ているので、気になるところが目立ってきた。
冒頭の東北出張がなんの伏線にもなっていない。あやしい人物がいたことになっているが、関係があったのかなかったのかも示されない。
映画館に掲示されていた写真のために、2日連続で映画館に行くか? 写真ならその場でいくらでも確認できる。他の作品では(ひょっとして原作?)、ニュースフィルムだったから次の日も観に行った、というのがあったが、そちらのほうが合理的。
内藤武敏はたぶん捜査一課長、または刑事部長クラスだったと思うが、捜査の進捗状況を知らなすぎ。
今西は、本浦秀夫が和賀英良だとなぜわかったか?
ピアニストが撲殺を選ぶか?
映画の価値は揺るがないので、どうということはないのだが、少し気になる。
あらためて、加藤嘉の芝居はすごかった。
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