新・同棲時代

劇場公開日:

解説

都会で生活する三組の若い男女の恋愛模様をオムニバスで描くラブストーリー。柴門ふみ原作の同名コミックの映画化で、脚本は新人の水橋文美江が執筆。監督は「童貞物語2 チェリーボーイズ」の高原秀和。撮影は大澤栄一がそれぞれ担当。

1991年製作/97分/日本
配給:ヘラルド・エース=日本へラルド映画
劇場公開日:1991年9月14日

ストーリー

〔第1話「空に星のある限り」〕主婦二年目のミツコは子育てや家事に追われながらもとても幸せに暮らす毎日。そんなある日、彼女は近所で偶然高校時代の同級生の真と再会する。真は高校時代に抱いたミュージシャンとしての夢を追いかけてロンドンへ行っていたはずだったが、現実には演歌のCDやレコードを売る営業マンとして働いていた。でもミツコの真に対する好意は変わらず、真も夢と現実のはざまで揺れ動く。ある日、彼の上司の継木が夢を追って会社を辞め、真ももう一度自分の夢にかけてみようと決意。ミツコも誘うが、彼女がその気になった時、そこに真の姿はなかった。 〔第2話「いつか見たあなた」〕リトルリーグのコーチをしている祐介との結婚を目前に控えている美夜子。ある日、そんな二人の同居生活に彼女の妹・まひるが転がりこんでくる。奔放な自然児まひるのペースに美夜子も祐介もタジタジになりながら、にぎやかな三人の同居生活が続く。ところが祐介が過去にコールガールのまひるを買ったことが明らかになり、祐介は家を出る。それでもどこかで祐介を振っ切れずにいる美夜子。そして、まひるの計らいによって二人は何とか仲を取り戻す。 〔第3話「もう一度ウェディングベル」〕保険会社に勤める咲子は、保険のセールスがきっかでケンと知り合い、お互い愛し合う。だが二人が初めて過ごした夜、ケンの左薬指に指輪をはめてあるのに気づいた咲子は彼に不審を抱き、二人の関係は危うくなる。実はケンには過去に婚約した女・真知子がいたのだ。しかし、結婚式の途中で彼は逃げ出し、真知子に対して負い目を感じてるケンは、彼女が結婚するまで指輪ははずさないと決意したのだった。その真知子が二人の前に現われ、ケンと咲子に自分が結婚するということを告げる。それによってよりを戻す二人。そして、ケンの指輪ははずされるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第15回 日本アカデミー賞(1992年)

ノミネート

助演女優賞 松下由樹
新人俳優賞 別所哲也
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