少林寺拳法のレビュー・感想・評価
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少林寺拳法vsヤクザ と言う映画ですね この時代の時代背景とか雰囲...
少林寺拳法vsヤクザ と言う映画ですね
この時代の時代背景とか雰囲気とかはよく分かります
ヒーロー物にしてほしくなかった
日本少林寺拳法を創始した宗道臣の半生記。
千葉真一主演のアクション映画ですね。
アクション俳優として全盛時代の千葉真一。考えてみたら、この頃の千葉真一主演映画は初鑑賞ですね。「仁義なき戦い 広島死闘編」は鑑賞済みですが、あれは別物ですからね。
やはり格好良いですね。アクションは流石ですし、ハンサムですし・・・それに男くさい。今にはいない俳優さんで、魅力的に映ります。
映画は、戦後の混乱期をしっかりと映します。ソ連軍の侵攻、崩壊した関東軍、極貧に喘ぐ民衆。そして跳梁跋扈するヤクザと癒着する警察。
「仁義なき戦い」を想起する描写が続きます。
レイプシーンやヒロインの無残な死等も描写されますし、主人公がヤクザの陰部を切り落とす描写等は惨たらしいシーンもあり、所謂「ヒーロー物」とは一線を画した作りになっているところは、個人的には好感です。
ただ、最後は「ヒーロー物」にしてしまいましたね。それ迄の展開を考えると、もう少し抑えた方が良かったように思います。
また、「アクション」ということだけで言えば、その後に現れたブルース・リーやジャッキー・チェン等と比較するとやはり弱いことも、高い評価を難しくしてしまいます。
私的評価は普通にしました。
ぜひ、映画「少林寺」だけでなく、本作もご覧頂きたいと思います 千葉真一ファンならマストの作品です
1975年公開
千葉真一主演
グッときました!
臭い演出のシーンも多いのですが、今風にいうとエモイです
カタルシスと満足感を得られます
見所はまず、なんと言っても千葉真一のアクションシーンの分量が半端なく多いこと
見事なアクションに惚れ惚れします
次に志穂美悦子の初々しい姿
1974年の「激突!殺人拳」では単なる端役でしたが、本作では出演シーンも多く、アクションも観ることができます
また、安岡力也の若い姿が目立っています
もうお亡くなりになって今年でちょうど10年だそうです
「オレたちひょうきん族」という伝説的お笑いバラエティー番組でホタテマンとして人気がでるのは1982年11月のことでした
因みに、Vシネマの「ミナミの帝王」の主演は竹内力です
混同しがちですね
あと終戦直後の混乱期の有り様が、かなり忠実に映像化されているのも見所です
予告編で「実録の東映が……云々」と謳うだけあります
少林寺拳法連盟の協力と大きくでてこれなのですから、凄いことです
今も少林寺拳法連盟の総本山は多度津にあります
本作のタイトルバックにみるような巨大な総本山があります
何故、香川県多度津なのでしょうか?
多度津は高松の西30キロ程の人口2万人くらいの小さな町です
南5キロの善通寺には陸軍第11師団が置かれ、四国4県の出身者はここに召集されていました
戦争中、この師団は満州に進出して、対ソ戦の訓練や抗日パルチザン掃討等の治安維持活動に従事したそうですから、主人公の冒頭の活動と符合します
さらに南10キロには海の神様の金比羅宮があり、無事復員できたことをお礼に参詣する人々が多く賑わってもいました
映画の最後にこうテロップがでます
正義なき力は暴力なり
力なき正義は無力なり
ウクライナ戦争の最中
このメッセージが一層伝わってきます
今年は中国の1982年の映画「少林寺」の公開40周年だそうで、4Kレストア版の上映がされたりしています
その本家の少林寺の映画に先立つこと7年前に、この日本に於ける少林寺拳法の映画が公開されたのです
ぜひ、映画「少林寺」だけでなく、本作もご覧頂きたいと思います
千葉真一ファンならマストの作品です
空手VSヤクザ
職人監督鈴木則文監督の人情空手アクション映画。とにかく御涙頂戴的なクサイ演出と演技が連続ながら日本人ならそこがいいみたいにツボを突いてくる結果となり、流石です。
終戦後の時代背景も見応えあるシーンの連続でとにかくグイグイ引き込めれるストーリー展開。
プログラム・ピクチャー時代の意欲作。
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