少年時代(1990)のレビュー・感想・評価
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素晴らしき哉、少年時代‼️
篠田正浩監督の最高作は「心中天網島」かもしれませんが、幅広い世代に共感を呼ぶのはこの作品ではないでしょうか⁉️昭和19年、東京から富山県の田舎に疎開してきた少年・進二とガキ大将・武の友情、そして別れ・・・‼️この作品のポイントは二つ‼️一つはガキ大将を頂点とする子供たちの上下関係と、当時の日本の軍国主義の縮図が絶妙にリンクしており、当時の社会情勢というか、日本という国を知る上でこの上ない反戦映画となっている事‼️もう一つは、誰にでも経験があるであろう輝ける幼き日、少年時代への郷愁を描いている点ですね‼️ホントに共感、共感‼️でも決してセンチメンタリズムばかりではなく、武がガキ大将の地位を失うエピソードなど、篠田監督の演出は時に厳しくて容赦ない‼️でもそれが良かったんでしょうね‼️進二と武の二人の子役さんもホントに魅力的‼️大きくなってるんでしょうね、今頃‼️そして東京へ帰る進二の列車を、武が田んぼを走りながら追いかけ、列車に手をふるラスト‼️そこに被さる井上陽水の主題歌「少年時代」のあまりの名曲ぶり‼️ホントにいい作品だなぁ〜‼️
素晴らしい
私にはバッチリはまってしまって、30年以上前からもう数えきれないほど何度も何度も観ています。
初めて観た時も大泣きしてしまってインパクトありましたが、やっぱり何度観ても美しくて、せつなくて、最高の映画です。自分が少年になって入り込んでしまうのと、美しい風景やラストシーン。
井上陽水さんの主題歌は映画ではなくその後のCMでヒットしましたけどね。
藤子不二雄Aの漫画を実写映画化。元もとは小説。 友情ものっぽいのだ...
藤子不二雄Aの漫画を実写映画化。元もとは小説。
友情ものっぽいのだけれど、ほのぼのしてないし、タケシがガキ大将でシンジに対して対等に接しないのでなんか違う。
東京から疎開して富山の田舎に転校してきたシンジがメインの話で、戦争が終わり東京へ帰るところで映画も終わる。ひとつのストーリーというよりかは連作もののような感じでシンジとタケシ中心のエピソードをいくつもという感じ。
田舎だから本もなく娯楽が少ない。東京から本を沢山持ってきたシンジに、タケシやタケシの次に強いフトシが近づく。面白いストーリーを知っているので、俺に物語きかせろみたいに迫る。シンジのことを朗読するラジオがわりに。
イジメとか学校内の権力闘争みたいのが多く描かれる。タケシ一強で誰もかなわない時代が続くが、病で休学していた副級長スドウがクーデターを成功させ、タケシはリンチみんなからボコボコにされ、どん底のボッチになる。子供のやる事とは思えないえげつなさ。
この映画で良かった場面はシンジのピンチにタケシが駆けつけて守るところ。
タケシは優しいのに何故ボクをイジメるのかと問うシンジ。シンジの頭を抑えつけて わからんのーわからんのーがタケシの答え。この時大橋巨泉が二人の写真を1枚とるだけの役で出てる。
前半はつまらないが後半は動きがあって良かった。
宝物のバックルをタケシに託して東京行きの列車に乗るシンジ。全力で走って追いかけるタケシで幕を下ろす。やはり友情ものだった。
少年時代の曲がこんなにピッタリはまる映画はなかなかない。
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