衝動殺人 息子よのレビュー・感想・評価
全3件を表示
この映画の頃から、なにか日本映画の中の空気が変わったように思えます
さすがは木下惠介監督
67歳の作品であっても、確かな演出で淀みなくテーマが明確で少しのぶれも集中力の途切れもありません
若山富三郎と高峰秀子の演技力の高さも流石としか言いようがありません
高峰秀子はこれが映画引退作品となります
55歳でした
今の感覚ならまだまだ若いのにと思ってしまいます
彼女は2010年86歳で亡くなられました
木下監督は1998年に亡くなられました
奇しくも高峰秀子と同じ86歳でした
この映画の頃から、なにか日本映画の中の空気が変わったように思えます
コメントする (0件)
共感した! (2件)
無差別通り魔殺人への憤りが貫徹した愛とメッセージの結晶
木下惠介監督の復活に拍手!
全盛期の映像美は無い。無差別通り魔殺人事件の社会問題に対する木下監督の憤りが、全編を通して貫かれ迷いがない。愛とメッセージの結晶。今日的なテーマを監督独自の叙情性と社会批評のバランスの上に表現した力作。主演若山富三郎の熱演と高峰秀子の秀演が作品の品格になる。
1979年 12月9日 飯田橋佳作座
・早い段階から現実に起こってることなんじゃないかという感覚になって...
・早い段階から現実に起こってることなんじゃないかという感覚になってた
・題材からして当然だけど、事件や犯人より遺族について描かれる時間が長くて身近な出来事のよう
・とにかく富三郎のすごさを知った
全3件を表示