劇場公開日 1991年12月14日

「日本で陪審制に近い裁判員制度が施行されたのは2009年であり、 これはその19年前の作品である。 冒頭の飲み物の注文のシーンが延々と続く。 三谷幸喜らしいくだらなさだなと思った。」12人の優しい日本人 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本で陪審制に近い裁判員制度が施行されたのは2009年であり、 これはその19年前の作品である。 冒頭の飲み物の注文のシーンが延々と続く。 三谷幸喜らしいくだらなさだなと思った。

2025年4月6日
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動画配信で映画「12人の優しい日本人」を見た。

1991年製作/116分/日本
配給:アルゴプロジェクト
劇場公開日:1991年12月14日

中原俊監督
三谷幸喜脚本
塩見三省(陪審員1号)
相島一之(陪審員2号)
上田耕一(陪審員3号)
二瓶鮫一(陪審員4号)
中村まり子(陪審員5号)
大河内浩(陪審員6号)
梶原善(陪審員7号)
山下容莉枝(陪審員8号)
村松克己(陪審員9号)
林美智子(陪審員10号)
豊川悦司(陪審員11号)29才
加藤善博(陪審員12号)

2025年の今から34年前の映画。

29才の豊川悦治のたぶん初出演映画。
出演者は豊川悦司が一番若いと思われる。

日本で陪審制に近い裁判員制度が施行されたのは2009年であり、
これはその19年前の作品である。

冒頭の飲み物の注文のシーンが延々と続く。

三谷幸喜らしいくだらなさだなと思った。

被告は若く美しい女性で。
夫を殺した罪に問われている。

陪審員たちは全員、被告に同情している。

そのせいで12人全員が無罪だと当初は考えていた。

裁判所で、事件の経緯について話し合う陪審員たち。

そうしているうちに徐々に、

計画殺人ではないか?
有罪かもしれない思う人が増えて行く。

自分の家庭と比して無実に納得できない者。
最後まで無罪だと信じ続ける者。
偏屈な紳士。
裁判に無関心な者。
勝手に進行役をやりたがる者。
などいろいろなキャラクターを見せる。

その反面、議論に一貫性や説得力が薄く、

グダグダな感じがあった。

三谷幸喜脚本作品は
「ギャラクシー街道」(2015)のような
どうしようもなく
くだらなくてつまらない作品が時々あると思うが、

この作品はまあまあ楽しんで見られたと思う。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック
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