ジャコ萬と鉄(1964)

劇場公開日

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解説

梶野悳三の『鰊漁場』より「天国と地獄」の黒澤明と谷口千吉が共同でシナリオを執筆、「ギャング同盟」の深作欣二が監督したアクションドラマ。撮影は「続・王将」の坪井誠。

1964年製作/99分/日本
原題:Jakoman and Tetsu
配給:東映

ストーリー

終戦後間もない北海道カムイ岬、九兵衛一家は前科者の多い出稼漁夫を使ってぼろい儲けをしていた。ある日出稼漁夫を相手に暴れまわる片目の男をみて九兵衛はガク然とした。ジャコ万というその男はかつて九兵衛に船を盗まれソ連に抑留されたのだ。復讐に燃えるジャコ万の出現に困り果てる一家の許へ、嵐の海へ行方不明となっていた九兵衛の息子鉄が舞い戻って来た。ジャコ万と鉄、荒くれ者の二人はことごとく対決したが、鉄はジャコ万から父が船を盗んだ事を知らされ愕然とした。そんな時、ジャコ万を追いかける女ユキがあらわれた。邪険にあつかうジャコ万に、鉄は何かと親切に番屋で雇ってやるのだった。業つくばりの九兵衛と出稼漁夫の間は決してうまく行ってなかった。大時化の夜一向に歩を出さない九兵衛に出稼漁夫はストライキを起こした。たかをくくっていた九兵衛も一同を代表して鉄が割増金を要求したのを見て、要求をのむしかないと悟った。ニシンの大群を前にして、驚喜して浜へ走る漁夫を後にジャコ万は九兵衛の前に立ち塞がった。鉄がその危機の中に割って入った。出稼漁夫の乗る船の元網を切ろうとするジャコ万、それをさせじとする鉄。乱闘は続いた。が、力強いかけ声の響く中、ジャコ万の復讐心は次第に消えていくのだった。そんな「ユキと一緒にほっ建て小屋でも建てろよ」と札束を放り投げる鉄は、またさびしく海へ出ていった。

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映画レビュー

3.5欣二と明と健と哲郎

近大さん
2017年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

監督・深作欣二×脚本・黒澤明×主演・高倉健という夢のような顔合わせ!
しかも、共演・丹波哲郎、音楽・佐藤勝。
リメイクで、元は同じ黒澤脚本による谷口千吉監督の代表名作。
が、深作演出と高倉・丹波両名優の共演で、見応えある漢の映画になっている。

話の設定は冒頭で説明してくれる。
“北海道。三月。
鰊(にしん)の漁期が訪れると、
秋田から、津軽から、山から、畑から、
出稼漁夫(やんしゅ)の群れが集まって来る”

やんしゅである荒くれ者の二人の男、健さん演じる鉄と丹波演じるジャコ万。
健さんは若さ溢れる風来坊、丹波はふてぶてしい敵役といった所で、その対比も実にメリハリあり。
『網走番外地』でも共演しているが、本作ではがっつり組み合って、殴り合っての文字通り“漢二人の闘い”。
この二人の共演を見てるだけでも極上。
強いて言えば、アイパッチを付け、何処か陰のあるニヒルな丹波の方が役柄としての面白味で一枚上手。

単なる漢二人のアクション・ドラマに留まらず。
漁場を仕切る親方・久兵衛。
やり方は非道で、利益はほぼ独占、病人すら漁に出し、やんしゅからは不満爆発。
そこへ、因縁あるジャコ万が舞い戻り、修羅場に。
さらに、戦死したと思われた久兵衛の息子・鉄も還って来て…。
やんしゅたち第一の鉄。
傲慢な久兵衛。
復讐しか頭にないジャコ万。
命の危険すらあるニシン漁の現状、労働者階級、父子の愛憎、復讐劇…それらがまるで荒れ狂う北海の如くぶつかり合い、男たちの情念が北の極寒の海を灼熱の地に変える。
それでいて漁のシーンは意気揚々、各々のドラマも決着つき、後味悪さを残さない。
作り手も演者も、漢の魅力充分の娯楽作!

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近大
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