シコふんじゃった。

劇場公開日:

解説

ひょんな事から大学の相撲部に入ることになった大学生の奮闘をコミカルに描いた異色相撲コメディ。脚本・監督は「ファンシイダンス」の周防正行。撮影は「風、スローダウン」の栢野直樹がそれぞれ担当。

1991年製作/103分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1992年1月15日

ストーリー

キリスト教系の教立大学4年の秋平は、父親のコネで就職も決まり、残りわずかな大学生活を思いっきりエンジョイしていた。ある日、卒論指導教授の穴山に呼び出される秋平。授業に一度も出席したことのなかった秋平は、穴山から卒業と引き換えに、彼が顧問をしている相撲部の試合に出るよう頼まれ、仕方なく引き受けてしまう。ところがその相撲部の部員は8年生の青木ひとりだけ。相撲を心から愛しているものの一度も試合に勝ったことがない。やがて秋平と同じようにデブのクリスチャン田中と、秋平の弟・春雄が入部。さらに春雄に思いを寄せるデブ女の正子がマネージャーとして参加。このメンバーで何とか団体戦に出場するが惨敗。秋平は思わず「今度こそ勝ってやる!」とOB達に宣言。こうして3カ月後のリーグ戦を目指すことになってしまう。そんな秋平らを見守る名誉マネージャーの夏子。それにイギリスからの留学生スマイリーも加わるが、人前でお尻をさらけ出すことを拒むスマイリーは、まわしの下にタイツをはく始末。名門相撲部復活をかけて厳しい練習の毎日が続く。そして夏合宿を経て、ようやくリーグ戦出場。秋平らは何とか勝ち進んでいくがやや苦戦気味。スマイリーも彼らの奮闘する姿に圧倒され、ようやくタイツをはぎ取り試合に出場。教立大学相撲部は優勝するのだった。そして、部員はそれぞれの道を歩み、いつしか相撲を心から愛するようになった秋平は、ひとり相撲部に残る決意を固めるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第16回 日本アカデミー賞(1993年)

受賞

作品賞  
監督賞 周防正行
脚本賞 周防正行
主演男優賞 本木雅弘
助演男優賞 竹中直人

ノミネート

助演女優賞 清水美砂
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映画レビュー

4.5いまの時代にあてはめても

2024年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

笑える

楽しい

興奮

面白い。

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symi

4.0らしさ満載の相撲喜劇

2024年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イメージどおりの周防監督作品でおもしろい。 俳優陣は若いけどすでにいまと同じ雰囲気を纏っている。 竹中直人はほんとそのまんま。コミカルでクスっとさせられるのに最後の試合は妙にカッコいいんだからズルい。 本木雅弘はカッコいいんだけど、ちょっとズルくて抜けてる感じが憎めないいいやつ。 正子さんはマジでカッコいいっす! 展開も分かりやすいしテンポも良いから鑑賞しやすい良作です。

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はねひつじ

3.5以外と面白かった!

2024年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

BSで録画視聴。 今の大学の体育会系事情は分からないが、大学の相撲部がこの作品の設定。 本木雅弘、柄本明が若い! コメディだが、以外と面白かった。 周防監督作品には竹中直人が欠かせない。 本当に竹中直人は面白いし、ユニークな 演技をする。

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ナベウーロンティー

3.0俳優陣のふんどし😊一丁の丸裸演技に敬意を表して…

2024年4月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

92年のロードショー以来の鑑賞。 キネマ旬報ベストテンでは第1位選出 の高評価作品だったが、 何故か私の中では、 中盤2/3までは傑作、残りの1/3は駄作、 との印象が残っていた映画。 改めて観てみて、脚本としての大筋は、 ・卒業単位目当ての相撲部入り、  ~OBへの「勝ちゃいいんだろ」発言、  ~そしてまさかのリーグ戦の展開、 と良くは出来ている。 しかし、細部における演出と脚本としては、 ・コメディとしても、 ・スポ根ものとしても、 ・人情ドラマとしても、 ・人間成長物語としても、 全般的に中途半端な作品に感じてしまった。 そんな中、主人公が相撲部に来て、 「ピアスはダメなの」と反応した場面には、 会社時代に、ピアスをしてきた新入社員が 注意をされた時に全く同じ反応をしたことを 思い出し、思わずニヤリだったが、 まわしとふんどしの掛け合いのシーンなど、 前半の一部にこそ笑えて観れていたものの、 終盤の繰り返しの過ぎるリーグ戦の描写 も含め、 次第に、その荒唐無稽さに、 安易さとユーモアの質にそのものに 違和感を感じ始めてしまい、 残念ながら、今回は全般的に全く乗れない 鑑賞となった。 この作品の前に、是枝監督の 「そして父になる」を再鑑賞して、 その優れた作品性に気付き 高評価に変えたばかりだったが、 残念ながら、この作品は逆の結果となった。 したがって、 キネマ旬報ベストワン作品とは承服しにくい 鑑賞後感なので、 ここでの評価としては せいぜい🌟2つのところなのだが、 俳優陣のふんどし😊一丁の丸裸演技に 敬意を表して、🌟3つにさせて頂きました。

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