地獄(1999)
劇場公開日:1999年11月20日
解説
平成日本を震撼させた事件の犯人たちが、地獄の責め苦に苛まれる様をシュールかつエログロに描出する世紀末社会派劇。監督・脚本は「ねじ式」の石井輝男。撮影を「美容師三姉妹 乱れ髪くねり腰」の柳田友貴が担当している。主演は佐藤美樹(「義母覗き 爪先に舌絡ませて」のさとう樹菜子の別名)。
1999年製作/101分/日本
配給:石井プロダクション=オーピー映画
劇場公開日:1999年11月20日
ストーリー
人生に悩む18歳の少女・リカ。ある夜、公園で出会った老婆に生きたまま地獄へ連れていかれた彼女は、そこで老婆にそっくりな閻魔大王と対面し、これから見聞きする地獄の恐ろしさを汚れきった人間たちに伝える役目を仰せつかる。地獄の使者・魔子の導きで、現世で大罪を犯した亡者たちが地獄の責めに苦しみもがく様を見物していくリカ。そこには、連続幼女誘拐殺害事件の犯人・宮島ツトムや毒入りカレー事件の犯人・滿寿子夫婦らの姿があった。また、リカは自分が入信している宇宙真理教の教祖・瘡原と信者たちが起こした悪行の数々を業鏡を通して目の当たりにする。やがて、自らの過ちにも気づき、迷いを吹っ切ったリカは現世に帰還。閻魔大王の期待に添うべく、永遠なるもの=太陽に祈りを捧げるのであった。