劇場公開日 1990年9月15日

「北野映画ではいちばん好き」3-4x10月 守銭奴さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0北野映画ではいちばん好き

2018年7月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

笑える

怖い

「dolls」「キッズ・リターン」も好きなんだが

これが公開された頃は今のように北野映画はまるで評価されず客も呼べず、
評論家に受けはよかったが
同時期公開されていた桑田佳祐の「稲村ジェーン」のほうが大人気
それを嘆く評論家がもう日本人には愛想がつきたみたいなことを言ってたのを、私は深夜世田谷のラーメン屋でラーメン待ちながら新聞で読んだ。

稲村ジェーンみてないのでなんとも言えないけど、今まず話題に上がらないしかたや北野映画のその後の躍進。推して知るべしかな

この映画とにかく笑っちゃうんだよね。たけし映画の暴力シーンはアウトレイジに至るまでそうだけど、いきなりなんで当時は珍しくて。
使い込んだ金ちゃんと組に入れたらどうだ?という他の組員をいきなりビールビンで殴る。もう一人の組員がてめえ!と立ち上がったところを渡嘉敷がボクサーパンチワンツーでボコる。
他にもいろいろあるがとにかく笑える。

ガナルカナル・タカがけっこういいかんじだが、これにしか出てないかな。というか軍団の人間何人も使ってたのはこれぐらいかな。だからなのかやくざがらみの話だけどギャグ映画に思える。

北野映画独特の間とか、あまり音楽を使ってないとことか、やはりこれが面白い。この映画ではそれが面白い。

むかしはやくざこええ…
((((;゜Д゜)))と思う気持ちが強くて(今でもこわいけどさ)、ガソリンスタンドの場面とかいややくざこわいから悪い。と思ったけど、どう考えてもガソリンスタンド側が悪いよね。だってやっといてくれ、という車の整備なにもしてないんだもん。

アウトレイジで北野映画にふれた方はみても損はないかと。グロい場面はそんななかったはず。

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守銭奴見習い