「高島礼子」さまよえる脳髄 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
高島礼子
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単にヌードをばんばん出してるエロ映画だろ・・・てな印象で深夜のチャンネルNECOを観ていた。女医さんと刑事が中心になるのだが、この女医さんが高島礼子だと気づかないほどポッチャリした顔で知性的でエロいという面を持っていた。
まずはサスペンスタッチで話が進み、刑事である神田正輝が犯人を追い詰めながらも負傷したため左右の脳が分離してしまったというテーマ。別の人格を持った人間だったり、幼少期のトラウマが犯罪を犯したり、連続殺人犯は自分を止めてくれるようになるという深層心理があることなど、この頃流行ったファイリングの捜査みたいなものも登場する。
心理学の実験では二人の被験者がいて、間違えると電気を流されるという怖いシーン。実は電気を流す側の人間が残虐性を試されてるんじゃないのか?と、ここまではわかるのに、それを見ていた高島礼子が試されていたこと。結構やるじゃん・・・それを仕掛けたのが脳外科医の島田久作で、不気味な彼が事件に関係してるんじゃないかと思ってしまう。
そして高島礼子が犯人だろ・・・とミスリーディングの手法もずるいし、神田正輝の左右の脳のバランスが狂って、セックスしているとき首を絞めたりと、ドロドロ劇の様相を示してくる。
しかし、真犯人に襲われた高島礼子の声とか、ラストの鏡のシーンとか、鳥肌が立っちゃったよ。いきなりホラーなんだもん。ずるいよ(笑)
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