座頭市千両首のレビュー・感想・評価
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見えてるでしょ?
評価が高いようですが私的には今一つ、二つ(笑)座頭市以外のキャラク...
国定忠治
いきなり真っ暗な舞台劇のごとく始まる今作の撮影は宮川一夫。そして回想シーンの飯岡と笹川の喧嘩はまるで戦国時代の合戦の雰囲気が漂う。墓参りが済んだ後では村人の祭りに参加して、踊ったり太鼓を叩いたりと、ひょうきんな面を撮ることも忘れない。音楽も伊福部から斎藤一郎へと代わり、かなり雰囲気が違ってるのだ。
村人の守り神となってる国定忠治(島田正吾)だったが、子分が単独でやったことだと自分の命を市に預ける。市は忠治を赤城山から降りるように説得し、そこへ同じ渡世の紋次に襲われ、ほとんどの子分を失ってしまう。千両強奪の真実は、その紋次と用心棒・仙場十四郎(城健三朗)が忠治を陥れるために謀ったことだった。しかも黒幕は上納金を受け取るはずの代官だ。見せしめのために庄屋たち4人が斬首されると聞き、村人たちにも詰られる。“めくら”と言われても何ともないが、“ドめくら”と言われると腹を立ててしまう座頭市。
悪代官が登場するなど、勧善懲悪のような展開。しかし、農民一揆のような雰囲気と国定忠治に対する座頭市の義理人情。そして、最後には再び兄弟対決が見られる(前回とは役柄が違うが)。しかも城健三朗は鞭の使い手。あっさり決着はついてしまうが、その短い戦いもなかなかのものだ。
勝新と若山富三郎、死闘
シリーズ6作目。1964年の作品。
かつて斬ってしまった男の墓参りに上州の板倉村にやって来た市。
村では3年続いた凶作から村人たちが代官に差し出す千両の上納金をやっと工面したが、それを浪人とやくざ者が急襲。
たまたま現場に居合わせてしまった市と、国定忠治一味が犯人と疑われる。
市は真相を解明しようとするが…。
OPクレジットが斬新。
崖から転げ落ちた千両箱に知らずに座る市がユーモラス。
しかしながら今回、ストーリー的にちと惹かれるものが無かった。
せっかく国定忠治を絡めながら…。
が、その一方、
名カメラマン、宮川一夫による映像美。
そして、シリーズ2作目以来となる実兄・城健三朗(若山富三郎)との共演。
以前は実生活と同じ兄弟役で愛憎入り交じる宿命の闘いだったが、今回は極悪非道な悪役。
馬に乗り、鞭を振り回し、まるで西部劇スタイル。
市との死闘、勝新と若山富三郎の本気のアクションは迫力充分!
賭場で仙場十四郎と剣技を使った賭けをする場面がクール。 全体的にハ...
賭場で仙場十四郎と剣技を使った賭けをする場面がクール。
全体的にハードボイルド。コミカルは年増の商売女に言い寄られてまるで花畑にいるみてぇだ..カボチャのという場面。カネとんのかよ?!ってグヘっていう表情をする。
最後は馬上からムチを繰り出してくる仙場十四郎との一騎打ち。引き摺りまわしたりと
時代劇らしくない対決シーンはすごかった。
アクション全振り版の座頭市
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