ごろつき無宿
劇場公開日:1971年6月25日
解説
九州の炭坑を飛びだして東京にやってきた、正義感の強い青年が主人公のアクション映画。脚本は伊藤俊也と澤井信一郎。監督は「新網走番外地 吹雪のはぐれ狼」の降旗康男。撮影も同作の林七郎がそれぞれ担当。
1971年製作/110分/日本
配給:東映
劇場公開日:1971年6月25日
ストーリー
九州筑豊の炭坑夫武田勇は、落盤事故で死んだ父の遺言で母を残して上京することになった。途中汽車の中で勇は、まだ幼い妹と別れ東京の工場に転任する女工ゆきを知り、お互に将来の夢を語り、励まし合った。ゆきは、東京でバレーボールの選手として特訓を受けることになっていた。勇は、都内を職を求めて転々とするが、中学出の彼を雇う所は仲々なかったが、偶然に暴力団唐沢組の仕事を引き受けることになった。唐沢組は、工場拡張予定地になっている漁師街の立ち退きと、漁業補償の問題を請負い、それに伴う利権を得ようとしていた。母に送金するために、唐沢組のお先棒をかついだ勇は仕事の内容を知り、また自分が張った鉄線のために住人の一人クズ安が死ぬに及んで、唐沢組に金を帰して拡張予定地に住む往民の一人となって働くことになった。そんな勇の正義感を見込んで目をかけてくれたのは、テキヤの親分浅川源造とその娘あや子だった。勇は、浅川一家の東一夫の指導を得てテキヤの修業をつかんでいたが、浅川一家の高市の庭場を狙う唐沢組のいやがらせは激しさを加えていった。元浅川一家の幹部で、今は堅気になって漁業組合長をしている上田常吉は、源造の協力を得て補償問題と土地立退きの交渉をしていたが、唐沢組によって殺されてしまう。そして、源造も一人唐沢組に乗り込むが、なぶり殺しにされてしまう。遂に堪忍袋の緒を切った勇は、封印された常吉の長ドスを持ちだすと唐沢組へと殴り込んだ。
スタッフ・キャスト
-
武田勇高倉健
-
東一夫南利明
-
秋本ゆき奈美悦子
-
浅川源造志村喬
-
上田常吉山本麟一
-
浅川あや子葉山葉子
-
年坊梅地徳彦
-
勇の父加藤嘉
-
勇の母北林谷栄
-
年坊の母月丘千秋
-
集団就職の少女亀井和子
-
集団就職の少女松下麻美子
-
集団就職の少女梶原真由美
-
インタビュアー上村香子
-
守衛植田灯孝
-
守衛高野隆志
-
魚士久保一
-
魚士高須準之助
-
バレー選手広田美穂子
-
バレー選手白石恵美子
-
バレー選手岩本良子
-
医者近藤宏
-
唐沢渡辺文雄
-
唐沢組子分中田博久
-
唐沢組子分北山恵一
-
唐沢組子分佐藤晟也
-
唐沢組子分土山登志幸
-
唐沢組幹部汐路章
-
唐沢組幹部藤山浩二
-
工場長永井秀明
-
部長穂積隆信
-
角田田中春男
-
露天商滝島孝二
-
露天商たこ八郎
-
露天商青木卓司
-
露天商山科雄資
-
警官沢彰謙
-
炭坑夫三重街竜
-
炭坑夫亀山達也
-
炭坑夫山田甲一
-
チンピラ佐藤京一
-
チンピラ小林稔侍
-
チンピラ畑中猛重
-
スーパーの社長由利徹
-
郵便屋高田裕史