GONINのレビュー・感想・評価
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フィルムノワール。 ハードボイルドガンアクション。かなりの名作。B...
フィルムノワール。
ハードボイルドガンアクション。かなりの名作。BL要素あり。撮り方がすごい良くて遠くからのショットが起きている状況を説明不要にしている。緊迫感あってすごい。いきなり殺すしごちゃごちゃ言わない。
GONIN:飯田のお袋に金 ボケてるんだ【邦画名言名セリフ】
【GONIN:個人評価=★★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
【GONIN:おすすめポイント(個人評価理由)】
1.主役級のこれだけのキャストがそれぞれベストな役を演じている貴重な映画!!!
2.挿入歌『紅い花(歌:ちあきなおみ)』も良いなぁ!!
3.佐藤浩市と本木雅弘のキスシーンは超レア!
【GONIN:名言名セリフ→発した俳優とその場面】
・「飯田のお袋に金 ボケてるんだ」
→佐藤浩市が本木雅弘に対し、死ぬ直前にバスターミナルそばの男子トイレで発する名言名セリフ。
最強の5人にまた会いたくなる
初っぱなから妖しい雰囲気をふりまく本木雅弘がキレッキレだった。竹中直人の変なおじさん演技全開。ディスコのオーナー佐藤浩市、元警察の前科もの根津甚八。金髪の椎名桔平がボコられる画面の反対側で横山めぐみがヤラれるワンショットが印象的。眼帯のホモヤクザの殺し屋のビートたけしの異常なほどの存在感に圧倒。暴力シーンの撮り方に唸る。
ラストは相撃ちになったたけしと本木がバスに揺られながら幕。
ありきたりな暴力映画
いつもは危険な匂いのする女に翻弄される男を劇画、映画を通して描いてきた石井隆監督の男臭い映画。しかも男臭くてホモセクシャルな部分まで描かれている。
もう21年前の作品である事を差し引いても目新しい部分が無く期待を少し裏切られた気がするが、この手の映画はパターンがあって逆にそれに逆らうとつまらなく感じる部分もあるので難しい。
佐藤浩市はこのような暴力映画に向かない印象を受け、永島敏行や鶴見辰吾は迫力のないヤクザ。微妙なのは椎名桔平のパンチドランカーなチンピラ。こういう特殊な役は観客の目を引く分、難しい役。
たけしの殺し屋も自分の演出作品でないから手を抜いてるきがしてならない。
いろんな部分で不満があるが、決してつまらない映画じゃない。
期待が高すぎたのでちょっと辛口な評価。
時代を象徴
する、描写が印象的。でもその時代の映画だから、当時は流行らなかったのかも。今の時代から見るからこその面白さがあると感じた。サーガを見てからこの作品を見たが、竹中直人はあれ即死でしょ?サーガの竹中直人とは違うよね?サーガとはまた違った視点から物語が描かれていて、誰の味方という考えを消すことができた。それにしてもビートたけしはすごい。期待を裏切らない演技。
名シーンてんこ盛りの傑作
1995年公開当時、劇場で観たときは結構な衝撃だった。GONINサーガを観る前の復習にと、久々に軽い気持ちで観はじめたんだけど、ガッツリどハマりしちゃうほど、名シーンが盛りだくさん。たけし演じる殺し屋が、様子を見にきたパトカーに発砲しまくるシーンなんか超大好きだったんだけど、まさかあれを新作に絡めてくるとはね。シリーズ3作続けて観たんだけど、やっぱりこの1作目が最強かな。追う方も追われる方もBL設定だったり、ちょっと盛りすぎなとこもあるけど、そんなとこも含めて好きなんだからしょうがない。
暴力を上品に撮っている
サーガが出たので記念に。
撮り方が良いですね。
三屋が服を脱いでいくシーンが始まり、「たぶん監督はこのワンカットで本木を全裸にするんじゃないかな」と思って見ていると本当に最後の最後で全裸になる。
北野武監督の「あの夏、いちばん静かな海。」で、「たぶんゴミ収集車降りてサーフボード取りに戻ってくるんじゃないか」と思って観てたら本当に戻ってきた、あのシーンを思い出しました。
やっぱり、そういうもんなんですね。
ジミーが拷問を受けて、ナミィーが犯されるシーンを延々とロングショットで撮ってますが、とても良い撮り方だと思います。
あれ、平凡な監督だったら多分もっとカメラを寄せて、暴力的に、いやらしく撮っていると思うんです。
もしくは全てを省略してしまうでしょう。
あの距離感は、絶妙な撮り方だと思います。
荻原の家のシーンでも、荻原が殺した家族の顔を出来る限り見せないようにしているのが良いですね。
風呂場で死んでいる奥さんの顔も、ちらっと見えるだけでアップの顔は撮られていないですし。
荻原の妄想である、生前の顔はアップでしっかり撮られているので、これは極めて良い撮り方だと思います。
荻原を尊重していますね。
それに、どうやって殺したのか、なぜ殺したのかを下手に説明せずに、惨劇の痕だけを見せて、観ている側に想像させるのみなのも良いですね。
個人的に、事務所に金を盗みに押しかけるシーンの、机の上を走るショットは疾走感があって大好きです。
いやあ、傑作ですね。
テンポが良い
展開なドンドン進んで面白かった。
ヤクザに頭が上がらず、仲間を集めヤクザけらお金を強奪し、ヤクザから1人また1人と狙われて行く。ドキドキした。
竹中直人が家に帰って狂ってるところだけ間延びしてるように感じたけど、
後はスピード感があって良かった。
椎名桔平も良かったけど、モッくんのキャラが一番感情移入出来た。初めは何このキャラと思ったけど、万代が殺され、俺には無理だと逃げようとし、ギリギリのところで覚悟を決めて雨の中カッパを着て乗り込むところは格好良かったし、
北野武の掴み所のない殺し屋は殺しを飯を食うのと同じ感覚でやってるような不気味で怖かった。
男の友情や敬意を昇華するとゲイになると言うのも分かる気がするし、
そこが気持ち悪さよりと見やすさに繋がってる気もした。
前半は五人の男たちが出会い、大金を手にする。 後半は、その五人の男...
前半は五人の男たちが出会い、大金を手にする。
後半は、その五人の男たちをタケシがただひたすら殺してくという…
好き嫌い別れるかな。自分はあまり好きじゃないなー。
面白かった
大昔レンタルビデオで見た時はそれほどとは思わなかったが、とても面白かった。事故を起こす前のたけしがターミネーターみたいにぬっと出て来て殺しまくる感じ、すごくよかった。バスが何も知らないのん気なおばさんを乗せて走っていく結末もすごくよかった。
BL描写がやたらとあった。
「GONIN」ってそういうことすか...
バブル崩壊後、多額の借金を背負ったりリストラされたりと様々な問題を抱えてしまった5人の男たちが、暴力団の事務所を襲って金を盗み出し、新しい人生をスタートさせようと企てる。
しかし計画成功の後に彼らを待っていたのは、暴力団からの血で血を洗う復讐劇だった。
いま映画館でやってるGONINサーガが観たくて、まずこれを観てみた!
椎名桔平!佐藤浩市!たけし!もっくん!
みんな若い〜〜!!!
鶴見辰吾の役と顔が超ぴったりだった。
この映画を機にヤクザとかチンピラ役をやるようになったって聞いた
容赦ない
CSにて視聴。登場人物を1人1人、キャラ説明を含めて紹介。エンターテイメント性を予感させるも、話はただ容赦ない殺し合いへと展開していく。どうやって死ぬか、殺すかはこの手の映画では見所でもあるが、その期待を裏切らない残忍さで応えてくれる。竹中直人の場面はトラウマもの。しかしながら、クライマックスが5本続くと単調で冷めてきた所もある。本木雅弘は最初の狂気に満ちたキャラが持続しなかったのは残念。
色褪せていない
GONINサーガ公開前ということでリバイバル上映されていたので見てきた。20年前の映画で役者人皆若いし携帯電話が時代を感じさせたりしたが、逆にいえばその他は色褪せていなかった。一人、一人と殺されていくし、狂っているのはいるしとそこそこハードだが、面白いです。
殺して死んで。
もっくん、最初の5-6分くらい
誰この糞イケメンって気付かずにいたが、
妖艶な感じのシャワーのシーンとか
彼じゃなきゃできない!最高す!
この手のストーリーというか、設定は
個人的に、とりあえず胸熱になってしまうのだが、
間違いない!。
想像していたより淡々と5人が殺されていくんですが、
メタ的視点一切無し!バイオレンス!
1番の印象はジミーともっくん(役名忘れた)
敵地に女装して乗り込んだパンチドランカージミーはもうねすごいほんとー。
とことん、やるせない。
駄作怪作傑作を多く送り込んだ奥山時代の松竹作品群。その中で一番高名なのは「ソナチネ」だろうが、これは取り分け異彩を放つバイオレンス映画の一本。まさに「松竹バイオレンス」の裏ベストでも良いかもしれない。
この物語に出て来る5人の男たちは、バブル崩壊によって社会から溢れ(かけており)、経済的にもギリギリ(そうでもない人もいるこたぁいるが)。彼らは纏まった金を欲するが故、暴力団の事務所へ乱入、資金を強奪する事にすんなりと成功した。
さて此処までは只の暴力映画なんだが、この映画の見せ場はそこからだ。
彼等が1人、また1人消されていく。暴力団に雇われたヒットマンビートたけしによって。この過程が鋭く冷淡な視線を以て描かれている事で、「GONIN」は凡ヴァイオレンスから飛翔し、アイデンティティを獲得した。北野映画もそうだが、裏では恐ろしい位の熱量を帯びた北野映画の視線とはまた一味違う、荒涼で毒々しい視線によって、観客はこの報復の行方に息を呑むのだろう。
殆ど呆気なく殺される彼らの末路は悲劇的であったり、はたまた異常性を孕んでいたり…目前で恋人を犯され、恋人のドレスを着て事務所に殴り込む椎名桔平や、家族惨殺という事実に発狂し、妻の死体と風呂に浸かる竹中直人や…容赦ない描写は北野映画ともタイマンを張れる程だ。
あまりに大きい『落とし前』に狂気の殻に籠もる者もいれば、もちろん、命を落とした仲間や家族の仇討ちに不意の中から立つ者もいる。情味のある『紅い花』の流れる中、観客の望む道は僅かに拓かれ、クライマックスに突入して行く…。
この一作しか観ていない身が言うのは傲慢だが、石井隆監督は結構過小評価されていると思う。こういうエネルギーの入り方が一線を画しているというか何というか。
それでいて、こういうとことんとやるせない闘いをどんと描く所なんかに、魅力がある映画なんだ。
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