「新シリーズのちぐはぐなスタート作」ゴジラ 2000 ミレニアム しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
新シリーズのちぐはぐなスタート作
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ゴジラシリーズ第23作(ミレニアムシリーズ第1作)。
ゴジラ生誕45周年記念作品。
母親と映画館で観ました(6歳)。
ノベライズ、コミカライズは未読です。
初めて映画館で観たゴジラ映画でした。
スクリーンで観るゴジラは大迫力で、そのカッコ良さは子供心にぐさぐさと突き刺さり、強烈な印象を残してくれました。
ですが幼かったせいか、物語を完全に理解していたとは言い難く、怪獣の場面ばかり熱心に観ていたような気がします…
大人になって観返すと、VSシリーズと比べて雰囲気が暗いし、キャラの行動もちぐはぐで全体のテンポが悪いな、と…
ゴジラとオルガの戦いも短く、のっそりした動きで迫力が無い…。CCIと巨大UFOの攻防の方が面白かった…
片桐の死も理解出来ませんでした。ドラマティックにするために無理矢理そうしたとしか思えませんでした。どうしてあれほどゴジラを憎悪しているのかも結局不明のままでしたし…
ラストの篠田の総括も、これまた無理矢理そっちへテーマを持って行こうとしているような印象。本作のストーリーから読み取るのは無理かと…。あまり心に響いて来ませんでした。
ミレニアムシリーズの開幕を告げた重要作ですが、出だしで躓いていた感が拭えず、その後迎えたシリーズの一旦の終焉は本作から始まっていたのかもしれないと思いました。
※鑑賞記録
2019/05/12:DVD
2020/04/18:Amazon Prime Video
※修正(2022/07/20)
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