劇場公開日 1991年12月14日

「決戦!新宿新都庁!2大怪獣初の一対一の激突!着ぐるみと壮大なミニチュアのアナログの迫力、伊福部音楽も圧巻! されどドラッドとアンドロイドのセンスのなさが実に気恥ずかしい。」ゴジラVSキングギドラ ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 決戦!新宿新都庁!2大怪獣初の一対一の激突!着ぐるみと壮大なミニチュアのアナログの迫力、伊福部音楽も圧巻! されどドラッドとアンドロイドのセンスのなさが実に気恥ずかしい。

2025年12月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

対戦相手にキングギドラを復活させたのは正解!
さらに、最初で最後の全編を通じて一対一で対決することのみに集中した一枚看板の映画。
ストーリーはあまりに荒唐無稽すぎるにしても、ラゴス島のエピソードなど、面白い。
そして、土屋嘉男の出演。
さらに、音楽の伊福部昭が昭和作品以来の復活登板!!
さすがの壮大、重厚な音楽は、圧巻!
特撮の最大の見せ場は、東京都庁とその周辺の巨大なミニチュアセット!
が、しかし!!
あのドラッドのチャチい人形と、ターミネーターの安易で安ーいパクリは「当時でも」恥ずかしくて見ていられなかった。
センスが悪いというか、無神経というか・・・。
つたない技術と予算不足にしても、ほかにも見せ様や工夫があったはず。
特撮でも実景に影や爆発を合成しただけのシーンが目立つ。

今回、ゴジラシアターの機会で見直してみる(TOHO日比谷、席数少なすぎ!スクリーン小さい!)と、前述の要素はあれど、初のゴジラ対キングギドラ一対一の着ぐるみによる対決、激闘の迫力は圧巻。
自衛隊の戦車群の中に立つ小林昭二、西岡徳馬の図に興奮する。
「ノストラダムスの大予言」以来の総理大臣役に、大スター山村聡を迎えながらもセリフが少なすぎて実にもったいない。
こちらも添え物程度の出演で実に残念だった、原田貴和子の声、言い回しが、当然ではありますが、原田知世そっくりだった。
撮影時の日本は、ジャパンアズNo.1から十数年、バブル景気の終わり近くだった当時の状況を受けてのストーリー展開は、その後の集落1991年
対戦相手にキングギドラを復活させたのは正解!
さらに、最初で最後の全編を通じて一対一で対決することのみに集中した一枚看板の映画。
ストーリーはあまりに荒唐無稽すぎるにしても、ラゴス島のエピソードなど、面白い。
そして、土屋嘉男の出演。
さらに、音楽の伊福部昭が昭和作品以来の復活登板!!
さすがの早大重厚な音楽は、圧巻!
特撮の最大の見せ場は、東京都庁とその周辺の巨大なミニチュアセット!
が、しかし!!
あのドラッドのチャチい人形と、ターミネーターの安易で安ーいパクリは「当時でも」恥ずかしくて見ていられなかった。
センスが悪いというか、無神経というか・・・。
つたない技術と予算不足にしても、ほかにも見せ様や工夫があったはず。
特撮でも実景に影や爆発を合成しただけのシーンが目立つ。

後年、見直して感じたこと。
前述の要素はあれど、初のゴジラ対キングギドラ一対一の着ぐるみによる対決、激闘の迫力は圧巻。
自衛隊の戦車群の中に立つ小林昭二、西岡徳馬の図に興奮する。
「ノストラダムスの大予言」以来の総理大臣役に、大スター山村聡を迎えながらもセリフが少なすぎて実にもったいない。
こちらも添え物程度の出演で実に残念だった、原田貴和子の声、言い回しが、当然ではありますが、原田知世そっくりだった。
撮影時の日本は、ジャパンアズNo.1から十数年、バブル景気の終わり近くだった当時の状況を受けてのストーリー展開は、その後の凋落ぶりを見ると実に複雑な思いがする。

壮大なミニチュアも二度と実現することはない、ぜいたくな映画だったのだと改めて感じます。

ITOYA
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