「オキシジェンデストロイヤーなる毒ガスを使用する等もってのほかだ。」ゴジラ(1954) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
オキシジェンデストロイヤーなる毒ガスを使用する等もってのほかだ。
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まだ、防衛庁が発足したばかりの頃なので、協賛は海上保安庁のようだ。従って、未確認生物に発砲する瞬間になんのためらいもない。GHQが1952年にサンフランシスコ講和条約によって廃止されたばかりなので、まだ、自衛隊に専守防衛の権限などないはずだ。従って、そのフラストレーションをゴジラにぶつけて、発砲しまくっているように見える。だから、オキシジェンデストロイヤーなる毒ガスを使用する等もってのほかだ。
水爆、放射能に対する警鐘はうなずけるが、やはり、台本がチープ過ぎる。
『○○獣の後始末』なる映画があったが、ゴジラの遺体は東京湾に放置されていることになり、しかもオキシジェンデストロイヤーに際して出来た副産物で、この一帯は死の海になるはずである。つまり『○○病』になる病が発生すると思うが。『綺麗な水が毒ではない』は間違いなのだ。海上保安庁が協賛するような映画なのだから、もう少し考えてもらいたい。怖い話だ。
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