極悪坊主 念仏三段斬り
劇場公開日:1970年2月21日
解説
「現代任侠道 兄弟分」の村尾昭と「五人の賞金稼ぎ」の高田宏治が脚本を共同執筆し「女親分 喧嘩渡世」の原田隆司が監督した極悪坊主シリーズ第四作。撮影は「賞金稼ぎ」の山岸長樹が担当した。
1970年製作/94分/日本
原題または英題:The Priest Killer Comes Back
配給:東映
劇場公開日:1970年2月21日
ストーリー
数年ぶりに故郷の直方に足を向けた真海は旅中の賭場で、幼友達竹五郎と再会した。が、竹五郎はイカサマを働き、彼を助けるべく身体まで張った真海の好意をふみにじり、真海を親分の仇と狙う鯉沢一家の三人と直方の権田原一家に草鞋をぬいだ。直方にやってきた真海は川人足をめぐって、竜王一家と権田原一家が勢力を争い、そのため町ぐるみ苦しめられていることを知った。町のためにと真海は竜王一家の親分虎蔵に肩入れし、権田原に手を引かせるよう行動。しかし、黒田一家の女親分はつの仲裁で、虎蔵、権田源は互に協力し、川人足の保証をしぶしぶ約束。だが、面白くない二人は手を組み、邪魔な真海を殺そうと企んだ。権田原に命じられた竹五郎は伊之助らとともに、ダイナマイトを炸裂させ、真海を襲った。死闘の末眼をつぶされた真海だがその気力に伊之助たちは逃げ、竹五郎も母親のぶが真海に恩があることを知り、今までの行為を詫びた。さらに追手から逃がれた真海の前に、彼の一生の好敵手了達が勝負を挑むが、盲目の真海に気付くと、逆に追手を倒し立ち去るのだった。数日後、回復した真海は竜王と権田原の子分どもにお礼参り、一方竹五郎は竜王に単身殴り込むが返り討ち。復讐の念に燃えた真海の金剛杖は権田源と虎蔵に襲いかかった。