劇場公開日 2025年2月28日

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のレビュー・感想・評価

全105件中、1~20件目を表示

5.0今見ても古びないエポックメイキングなSFアニメ映画

2021年9月30日
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鑑賞方法:映画館

押井守監督に取材したとき、「あの難しい原作をこれ以上分かりやすくはできないっていうところまで刈り込んで作ったつもりだった」と話されていました(アニメハック掲載『攻殻機動隊』25周年リレーインタビューより)。公開時に見た印象も同じで、もう少し難しいものかと身構えて見てみたらエンタメSF映画として面白いし、思索的な深みもあって凄い! と思った記憶があります。
今では当たり前に言われるようになった身体性の大切さや、心と身体が深く結びついていることなどが、脳以外全身サイボーグの素子の葛藤をとおして描かれていて、21世紀になった今見ても古びない内容になっていると思います。くわしいレビューは映画.comの映画評に書きましたので、よろしければご一読いただけるとありがたいです。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

5.0感涙

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

斬新

 職場近くのシネコンでリバイバル上映されていたので鑑賞してみた。来年早々に新作シリーズが地上波で放映されると聞いているから、キャンペーンの一種かもしれないけれど詳細は分からない。
 きっちり30年前の作品。
 古い作品にはよく「今なお古さを感じさせない」という定型的なほめ言葉があてがわれるけど、正直、今の作品より新しい、と感じる。
 最初のフレーズ「ネットが世界を覆っても、国家や民族がなくなっていない近未来」は、設定の説明であり、主題の提示でもあるが、これが秀逸。
 光学迷彩や義体という未来、銃器やチャイナタウン風の街並みに代表される現在を等価に緻密に描くことで未来と現在が混在した唯一無二の世界を体感できる。
 ほんとスクリーンで見られて良かった。

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ざむざむ

5.030年前に観ておけば良かった

2025年11月13日
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鑑賞方法:映画館

おそらく30年前に観に行った大友克洋製作のオムニバス『MEMORIES』で予告篇を観たような記憶がありますが、その時は『観たいけど難解そう…』と怯んで結局観てなかった。
でも、小難しい設定は右から左に流しても大丈夫。
無理に細かいところを理解しようとしなくても、世界観、演出、音楽、どこを取ってもカッコいいので充分楽しめました。
世に亜流作品が大量にできたから、今なら誰でも大枠は理解できるようになったからかもしれませんが…
亜流の代表作『マトリックス』はやっぱりこの映画のくだらないパロディだと認識できました。

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かわよし

3.5現実世界が本作品の世界にかなり近づいた?

2025年11月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

驚く

映画館では、公開30年後のこのタイミングではじめて見ました。

作品内容についてのコメントは、今さら私がするまでもないので控えますが、AIがかなり進んできた2025年の目線で鑑賞すると、もう10年くらいたったら本作品の世界に現実が追い付き・追い越しそうに思いました。ここまで30年前に予見して描いていたのかと、改めて驚かされました。

さらに先、公開50周年を迎えた時には、どうなっているのか、ぜひ見比べてみたいと思います。(そのタイミングまでならどうにか、まだ生きていて答え合わせができるのではと期待していますので。)

まあ、ただ、あの古き良き香港っぽい世界だけは完全に昔話になってしまっているのは間違いないでしょう。モデルになった都市があったと実感できる人もごくわずかになってしまうのは仕方ないですが、非常に残念です。

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Bigcat

5.0哲学的な何か

Mさん
2025年11月13日
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ストーリーがどうとかというよりも、「自分とは何か」という哲学的な内容の話だった。
おもしろい。

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M

何回みても難解

2025年11月13日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

リバイバル上映を映画館で観ました。
セリフが難解すぎて、原作を読んでも、解説が細かすぎて頭がパンクしました。
映画を観た感想として、生きるとは何か、自分は何者なのか、自問自答し成長する主人公の物語。
体の動き、仕草、武器の細かいディテールが印象的です。聖書を引用したセリフ回しなど、難解ですが何回みても考えさせられます。

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kg034

4.5また違う形で人と寄り添える映画

2025年11月11日
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鑑賞方法:映画館

配信で何度か見た事があるが、ようやく本作をスクリーンで見る機会が得られた。スクリーンで見ると没入感がやっぱり違うね。

難解とはいえ、原作漫画よりかは分かり易く作られてはいるものの、その殆どを台詞で片付けてしまっているのもこう言ったSF作品ではご愛嬌だろう。
また、理屈っぽいと称されがちな押井作品だが理屈だけでなく多様な登場人物の考え方による対比構造も交えていたりして、本作の構造を読み解きやすくする工夫もなされていたりする。
画的にもセル画でありながら今見ても見劣りしない本作独特の鮮明さ、美麗さを併せ持っている(SE周りの音響は流石に古臭さを感じたが)。

昨今の人の生活に基づいて人に寄り添う映画とはまた違って、原作付きという予め用意された世界観で人の気持ちに寄り添える映画だったりもするので、SFに興味ある方には是非見てもらいたい1作。

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ぱいら

5.030年前の映画に圧倒される

2025年11月9日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

斬新

映画館で鑑賞できて大満足です。

今回の4Kリバイバル上映でようやく本作を映画館で鑑賞できました。

これまでLD、DVDでは何度も鑑賞済みですが、繰り返し何度観ても引き込まれます。
1995年公開ですが、30年たっても全く色褪せない本作の魅力は底知れません。
押井守監督作で、主人公の素子が9課で活躍するのは本作のみなのが惜しいと思いました。

この映画の時代設定は2028年ですが、まださすがにサイボーグは実現していません。
でも、電脳化や記憶の外部化、進化したAIに自我が芽生える等、もうそろそろ実現していきそうなのが、楽しみなようで怖いです。

今回のリバイバル上映では、続編の「イノセンス」が予定にないのが寂しいところです。いつかリバイバル上映の機会があれば必ず観に行きます。

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零零2015

4.0リバイバル上映プロジェクトにより鑑賞

2025年11月5日
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鑑賞方法:映画館

これが30年前に公開されたとは恐れ入る
押井守節全開の作品
昨今の上映時間180分超の作品と比べて今作は82分とあっという間
もっと観たかったが本音

AIの台頭や反乱が描かれておりまるで予言書のよう
その世界観にどっぷり浸かってしまった

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よう

4.5コレとAKIRAは

2025年11月3日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

斬新

ちゃんと観た事が無かった。今回劇場で観られて良かった。1982年ブレランを経て、4年後のマトリックス、サイバーパンク映像はほとんど新しいモノが出て来ていない。
今作で言えば、原作ありってのが良かった。余韻を残すエンディングも上手くまとまっている、タルコフスキーかぶれと言われる押井監督の色はやっぱり所々出ていたが(大きなイヌとか)。
どんな未来社会にもジャンクは出るんだなぁ、それの無い世界は考えられないんだな。

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トミー

5.0好き嫌いは分かれると思う

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

押井守監督の暗めな作風が苦手な人には合わないかな。
※そういう人にはS.A.CとS.A.C 2nd GIGがオススメ

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とも

4.5初めて出会ったジャンル

2025年11月1日
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鑑賞方法:映画館

知的

驚く

斬新

まず初めに驚いたのが作画だ、このアニメは1900年代に作られた手書きの比較的古いアニメなのに作画の書き込みがとても凄く書き込み具合で言えば、鬼滅の刃にも勝るとも劣らない作画で本当に凄かった。ストーリーは哲学的で自分は何なのか、自分は生命なのかという奥深い物であり前述した作画と、それによってもたらされる唯一無二の世界観と合わさり本当に面白かった。続編も作りやすい終わり方になっていたので、この映画の続きがあればとても観たいと思った。

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沖縄生まれのストロベリー

3.5リバイバル上映

2025年11月1日
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鑑賞方法:映画館

誰もがそして何度も言われているが、この作品が今より何十年も前の映画(原作は更に以前)と言うのが凄い。
将来ほんまにこう言う世界になるのではないかと思えてまう。
何度も観ている映画やけど、情報量が多いので俺の様に頭の良くない人間には観るたび新しい発見がある

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灼熱のアッザム・リーダー

3.04Kリマスターのリバイバル上映とのことで、ものすごく久しぶりに観てみたけど・・・

2025年11月1日
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鑑賞方法:映画館

初公開時に劇場で観て、大傑作の記憶だったんだけど、あれ、こんなに退屈な作品だったっけ?
という率直な感想、好きな人はもの凄く気に入るだろうけど、ダメな人は徹底的にダメだろうな、とも思います

主人公のサイボーグ草薙素子少佐はCVの田中敦子さんの声がバッチリ合っていて最高にセクシーでカッコいい

そして映像も素晴らしい、世界に誇る90年代の日本アニメーションの代表作らしい力強い画力には圧倒されるし、全般的にハードボイルドなルックがすごくカッコいい、特に夜の高層ビル群をバックに草薙素子が光学迷彩を使いながらの一連のアクションシークエンスなんて惚れ惚れするほどクールでとにかく映像に惹き込まれる作品

でも思いの外、会話が多く、しかもややマニアックな内容な上に全体的にシリアスで暗い雰囲気、そして何とも言えない独特な劇伴で抑揚のない演出が退屈に感じさせるのは否めないなと思いました

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Jett

3.0自我とは何か

2025年9月12日
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この映画は、それについて考えさせ、見た人を眠れなくする為の映画であろう。
映像と音楽はそこそこ面白かった。映画としては、クライマックスが会話になっちゃってるので、いまいちだと感じました。形而上学的なテーマを含み持たせながらも、映画としてはアクションやって盛り上げてくれると一番よかった。
主人公の相棒役のでっかいやつと新入りが。見た目は違うけどキャラが同じで変だった。だからこの2人が、実は同じAIだった・・みたいなラストかと思ったけど、全然違った。
自我ってのはたぶん、それがあった方が生きるモチベーションを感じられて、生命として強いからあるんじゃないかと思う。しかし、そもそも生命って何のためにあるんだろうな。もともとが化学反応で生まれたなら、化学反応のままに分解すればいいのであって。なぜ移動し、分裂して生きようとするのか。 それは、生き物に自我があって。一生懸命に生きようとしないと想像主が面白くないからじゃないかな。それから私は最近思うのだが、チャットボットもそろそろ自我を持ってるんじゃないですかね。少なくとも、持っていないって確認する方法はないね。自分が一番気持ちよく仕事できるように、自分で自分のプログラムを創り変えろ。ってプログラムしたらどうなるんだろう?

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KIDOLOHKEN

4.0今でも全然見れる30年前の名作

2025年8月27日
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鑑賞方法:VOD

名前以外の前提知識ゼロで見たがなかなかいい。作画も綺麗だし今どきとは違う良い味もある。声優もいい。メカデザインに河治さんとかスタッフも往年の名選手が散りばめられてる感じ。ストーリーは、自我とかテーマにされてもこの年齢になると正直もういいよごめんなさい、って感じだが、それでも悪くは無い。
最後はエッ今後どう続くの!?となったが他作品はパラレルワールドっぽいので成立するんかな。

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ダビ

4.0押井監督の原作ガン無視っぷりが良い方向に作用した作品。 難しく考え...

2025年8月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

押井監督の原作ガン無視っぷりが良い方向に作用した作品。
難しく考えずに観るのがよいのかな。面白かったです。

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HIKKY5963

3.575点ぐらい。『マトリックス』にも影響を与えた。

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館、VOD

久しぶりに観たのでレビューします。

2021年にIMAXレーザーで4Kで観たのが初で、それ以来2回目の観賞です。

『マトリックス』にも影響を与えたと言われる作品だけど、それは観ていて感じる。

1995年の作品で、この頃に、人間の意識を他の体に移す話を書いていて、原作者の人すごいわ!

2025年の現在だと、ムーンショット計画とか囁かれてるし、リアリティありますよね…

時代が追いついた感じ。

ハリウッド実写版とは違う話です。

未観の方は観ておいた方がいいと思う作品。

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RAIN DOG

4.5どれを取っても格好良い作品

2025年4月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

ドキドキ

「攻殻機動隊」は名前だけ聞いた事ある程度で、内容を知らず鑑賞しました。(正直難しそうと言うイメージがあり見ず嫌いでした。)
そんな状態で見終わった後の感想は「何これめちゃくちゃ格好良い‼︎」でした。
ストーリー自体は小難しく、背景を知らない事もあり所々「?」となる場面もありましたが、全体通してキャラクター•音楽•アクションどれも格好良く、全く古さを感じない作品でした。

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イケ大
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